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株式会社日立製作所は、着脱可能なHDD「iVDR」を採用したフルHDプラズマテレビ「Wooo」の60型「P60-XR01」を11月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は85万円前後の見込み。 5月発売の「P50-XR01」と同様に、リムーバブルHDD規格「iVDR-S」に対応したレコーダ機能を搭載する60型プラズマテレビ。1,920×1,080ドットのフルHD ALISパネル(e-ALIS方式)を採用。 本体に3.5インチ/250GBの「iVDR-Secure Built-in」を内蔵し、デジタル放送のストリーム録画/再生が可能。HD映像のトランスコード技術「XCodeHD」を備え、記録解像度を維持したまま、容量を約半分まで圧縮するTSEモードを搭載。TSEモードでは通常のストリーム録画(TSモード)の約2倍、500GB相当の録画が可能となっている。 また、リムーバブルの「iVDR-S」用スロット「iVポケット」を装備。iVDR-Sカートリッジを挿入して、HDD容量の拡張も行なえる。TSEモード(11Mbps)で内蔵iVDRに録画した番組をiVDR-Sへ最大9倍速でムーブできる。 i.LINK端子も搭載。内蔵iVDRや拡張したiVDR-Sから、同社の対応レコーダへのムーブが可能となっている。i.LINKはDV入力も可能となっている。 そのほか、録画済番組のサムネイルから、ドラマなどの毎週予約が設定できる「かんたん毎週予約」などの録画機能も利用可能。 パネルは輝度1000cd/m2、暗所コントラストは10,000:1。広色域再現を実現するという「新ダイナミックMBPカラーフィルター」や、明るい照明下での黒表現向上を図る「ファインブラックフィルター」を採用する。 チューナは地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログが各2基。フルHDや1080p信号に対応した画像処理エンジン「Picture Master Full HD」を搭載。映像の解析/処理能力を高速、高精細化し、画質の向上を図っている。 また、24フレームの映画フィルムをソースにする映像を滑らかに表示する「なめらかシネマ」も装備。24フレームの映像を60フレームに変換する際に、通常の3-2プルダウンだけでなく、独自に動き補間アルゴリズムで中間フレームを作成して挿入することで、滑らかな再生を実現する。 音声用に13.5W×2chのデジタルパワーアンプを内蔵。スピーカーは着脱可能なセパレートスピーカーを採用、別売スピーカースタンドで自立させることも可能。番組ジャンルに連動した周波数特性やSRS WOW/BBEのサラウンド効果を調整する「自動音声モード」も搭載する。 そのほかの機能として、裏番組の番組情報と子画面を画面下部に表示する「裏番組チェック」や、デジタル放送を素早く起動する「クイックオン」も装備。 入力端子は、1080p入力対応のHDMI×3と、D4×2、S映像×2、コンポジット×3を装備。光デジタル音声出力やモニター出力、サブウーファ出力、ヘッドフォン出力も装備する。SD/MMCカードスロットも装備している。 消費電力は609W。設置に必要なスタンド「TP-6001FST」は別売(42,000円)で、スタンドを含む外形寸法と重量は177.3×48.3×101.8cm(幅×奥行き×高さ)、97.9kg。
□日立製作所のホームページ ( 2007年9月20日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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