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東芝、「ダビング10」対応予定のDVD/HDDレコーダ「VARDIA」
-レグザリンク対応。3 in 1も含めた4機種


RD-S601
10月下旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社東芝は、ハイブリッドレコーダ「VARDIA」(ヴァルディア)の新モデルとして、2基のデジタルチューナを内蔵し、ハイビジョン番組のW録が可能な「RD-S601」と「RD-S301」など、合計4モデルを10月下旬より順次発売する。主な仕様と店頭予想価格は下表の通り。

品番 仕様 HDD容量 店頭予想価格 発売時期
RD-S601 HDD/DVD
デジタルチューナ×2
DV入力
i.LINK(TS)
スカパー! 連動端子
レグザリンク対応
600GB 12万円前後 11月下旬
RD-S301 HDD/DVD
デジタルチューナ×2
スカパー! 連動端子
レグザリンク対応
300GB 9万円前後
RD-E301 HDD/DVD
デジタルチューナ×1
レグザリンク対応
300GB 8万円前後 10月下旬
RD-W301 HDD/DVD/VHS
デジタルチューナ×1
スカパー! 連動端子
300GB 9万円前後

 なお、コピー9回など、地上デジタル放送のコピーワンスの見直し議論が進んでいるが、東芝によれば総務省では新しい運用の名前として「ダビング10」(コピー9回、ムーブ1回)という名称を使っているという。今回発表された4モデルは、この「ダビング10」への対応を視野に入れたモデルで「技術仕様、放送開始時期等の詳細が決定した後に、バージョンアップで対応できるよう検討している」という。

 また、HD DVDドライブを採用したモデルも含め、従来のVARDIAシリーズでの「ダビング10」への対応については、「検討はしているが、現時点では未定」としている。


■ RD-S601/S301

RD-S301

 どちらのモデルもDVD/HDDを内蔵したハイブリッドレコーダ。チューナは地上/BS/110度CSデジタルチューナ2基と、地上アナログチューナ1基を搭載。デジタル放送の2番組同時録画に対応している。

 HDD容量はS601が600GB、S301が300GB。それぞれ、2月に発売した「RD-S600/S300」の後継モデルとなっており、同社対応テレビとHDMI接続することで、連携操作が可能になる「レグザリンク」に対応。テレビ側のリモコンでレコーダが操作できるほか、EPGからの録画予約も手軽に行なえるという。

 HDD容量以外の主な機能は共通だが、 S601のみDV入力とTS対応(D-VHSへの移動/視聴用)のi.LINK端子を1系統備えている。OSDに基本機能をまとめた「スタートメニュー」を備えたほか、S600/S300で採用した新設計のフルリモコンと、よく使うボタンのみ配置した「シンプルリモコン」も同梱。エントリーユーザーでも使いやすいという。

 メニュー画面に沿うだけでダビングの方向や記録モード、タイトル選択、ファイナライズまで行なえる「かんたんダビング」機能を用意。新たに、DVDの種別表示にCPRM対応の可否を追加しており、手持ちのディスクがCPRMに対応しているか否かの確認も可能。初回起動時に画面に従って初期設定が行なえる「はじめての設定」も利用できる。

 GUIはワイド画面のテレビに対応。RDエンジンHDを強化し、EPG画面の縦/横表示の切り替えが可能。縦は一画面に4/6/8チャンネルと、表示チャンネル数を変更可能。ネットワークを経由した動画ダウンロードや新番組情報などを表示する「ぷちまど」も備えている。

 再生時にはマジックチャプター機能を利用し、本編だけを再生する「おまかせプレイ」が利用可能。DACは映像用に10bit/148.5MHz、音声用に24bit/192kHzのものを搭載。HDMI出力も備えており、市販DVDビデオソフトを含む、SD映像の1080i/720pへのアップスケーリング出力が行なえる。

 DVDメディアはDVD-R/RWとDVD-R DL、DVD-RAMへの書き込みが可能で、DVD-RAMはカートリッジ対応。RAMを除いてビデオ/VRモードの両方で書き込める。

 出力端子はHDMI×1、D4×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声(2ch)×2、光デジタル音声×1。入力はD1×1、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声(2ch)×3。ほかにも、Ethernet端子やモジュラージャック、スカパー! 連動端子も装備。S601のみDV入力とTS対応のi.LINK端子を1系統備えている。外形寸法は430×343×83mm(幅×奥行き×高さ)で共通。重量は6.9kg(S601)/6kg(S301)。

□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/hdd-dvd/products/vardia/rd-s601_s301/index.html


■ RD-E301

RD-E301

 300GB HDDを搭載したモデル。チューナは地上/BS/110度CSデジタルチューナと、地上アナログチューナを各1基搭載する。それ以外の主な仕様はRD-S601/S301と共通で、レグザリンクに対応するほか、2種類の付属リモコン、「スタートメニュー」、「かんたんダビング」なども備えている。

 DV/i.LINK端子は搭載しないほか、スカパー! 連動端子も省かれている。接続端子数も若干異なっており、出力はHDMI×1、D4×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声(2ch)×1、光デジタル音声×1。入力はS映像×2、コンポジット×2、アナログ音声(2ch)×2。外形寸法は430×347×67mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.6kg。

□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/hdd-dvd/products/vardia/rd-e301/index.html


■ RD-W301

RD-W301

 HDDとDVDに加え、VHSデッキも内蔵した3 in 1モデル。画面のメニューに沿うだけで、各メディア間でのダビングが手軽に行なえるという。なお、HDMI端子は備えているが、レグザリンクには対応していない。HDDの容量は300GB。

 E301と同様に、チューナは地上/BS/110度CSデジタルチューナと、地上アナログチューナを各1基搭載。デジタル放送とアナログ放送の同時録画に対応する。DV/i.LINK端子は搭載しないが、スカパー! 連動端子は備えている。

 そのhかの接続端子は、出力がHDMI×1、D4×1、S映像×1、コンポジット×2、アナログ音声(2ch)×1、光デジタル音声×1。入力はS映像×2、コンポジット×2、アナログ音声(2ch)×2。外形寸法は430×396×99mm(幅×奥行き×高さ)。重量は9kg。

□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/hdd-dvd/products/vardia/rd-w301/index.html

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2007_09/pr_j2601.htm
□関連記事
【2月1日】東芝、ハイビジョンW録とi.LINK搭載の「VARDIA」
-600/300GBの2機種。GUI強化/シンプルリモコン付属
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070201/toshiba.htm

(2007年9月26日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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