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地デジ録画の新ルール名を「ダビング10」に統一
-アナログ出力は「コピー可」に。JEITA発表


10月2日発表


 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は2日、デジタル放送の新録画ルールにおいて、名称を「コピー9回+ムーブ1回(ダビング10)」に統一すると発表した。

コピーワンス(上)とダビング10(下)の運用ルール比較。アナログ出力のコピー制御にも違い
出典:電子情報技術産業協会

 地上デジタル放送録画番組の現在の運用方法である「コピーワンス」については使い勝手の悪さなどを理由に見直し作業が進められ、8月の総務省情報通信審議会にて、録画した1番組について9回までのコピー、10回目でムーブという新方式への移行が提案された。

 現在、新運用ルールへの移行に向けた検討作業に着手しているが、「報道で様々な表現が使われて混乱が生じかねない状況になっていた」として、JEITAの関係事業委員会とコンテンツ保護検討委員会が呼称を「コピー9回+ムーブ1回(ダビング10)」決定した。ダビング10の読みは“ダビングテン”。

 JEITAでは、ダビング10への移行にあたり、新名称とともに、以下の注意事項を訴えていく。


  • ダビング10はデジタルチューナ搭載HDD録画機(PC含む)が対象。HDD非搭載の録画機では従来通りの動作となる
  • 現在発売されている録画機はダビング10に対応していない
  • ダビング10用メディアは、ARIB技術資料で定められるコンテンツ保護方式(AACS、CPRM)に対応している必要がある
  • HDD以外のメディア(DVDなど)に直接録画した場合は、ダビング10にはならず従来通りの動作となる
  • ダビング10で録画したものから孫コピーすることはできない
  • 地デジ放送はダビング10になるが、(BSなど)すべてのデジタル放送がダビング10になるわけではない

 なお、新運用ルールでは、アナログ接続経由のコピーも見直される予定。従来は録画済みの番組をアナログ出力する際には「録画不可」となっていたが、ダビング10以降は回数制限なしのコピーが許可される。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/japanese/
□ニュースリリース
http://home.jeita.or.jp/ce/about/committee/03_contents/dubbing10.html
□関連記事
【7月12日】「コピーワンス」見直しは「コピー9回」へ
-10回目でムーブ。地デジ録画の運用ルール見直し
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070712/soumu.htm

( 2007年10月9日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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