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アニメ、コミック、ゲームに関する新しいトレンドが発信されている街・秋葉原そのものを会場に、様々なステージイベントやサイン会、抽選会などが行なわれる「秋葉原エンタまつり」が今年も10月20日から28日までの日程で開幕した。主催は秋葉原エンタまつり2007実行委員会。
秋葉原UDXの特設ステージで行なわれるステージイベントを中心に、イベント参加店舗でコミックや文庫を購入するとポストカードがプレゼントされたり、イベントオフィシャルショップがオープンしたり、東京アニメセンターのアキバ3Dシアターでアニメ作品の上映が行なわれたりと、店舗や劇場も巻き込んだ、大型イベント。
ここでは21日に行なわれた、ポニーキャニオンのイベント「ぽにきゃん@あきはばら2 ~秋だ! 祭だ! ぽにきゃんだ!~」を中心に、アニメ関連イベントのレポートをお届けする。
■ CLANNADら、人気アニメのキャストが集結
ポニーキャニオン主催のステージイベントには、放送がスタートした最新テレビアニメから、豪華な声優陣が集まり、それぞれの作品をアピールした。 登壇したのは「素敵探偵ラビリンス」から、日向マユキ役の沢城みゆきさん、三重野初実役の植田佳奈さん、弥富ヤエ役の佐藤聡美さん。「CLANNAD」からは、古河渚役の中原麻衣さんと、彼女の母親・古河早苗役の井上喜久子さんが登場。
「しゅごキャラ!」からは、日奈森あむ役の伊藤かな恵さん、ラン役の阿澄佳奈さんが登場。「しおんの王」からは、安岡紫音役の川澄綾子さん、二階堂沙織役の水野理紗さんが登場。豪華な顔ぶれに、イベント開始直後から観客席はヒートアップ。司会は大のアニメファンとしても知られる、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが担当した。
テレビ東京系で放送されている「素敵探偵ラビリンス」は、マガジンSPECIALで連載中の同名コミックを原作としたアニメ。首都機能が移転し、忘れられた旧都・東京を舞台に、そこで巻き起こる怪事件を、「神智」と呼ばれる不思議な力で解決していく少年探偵・日向マユキの活躍を描いた作品。事件の時は凛々しいが、普段はあどけない笑顔で女性キャラを魅了するマユキの魅力が見所と言える。
「CLANNAD」は、「Kanon」や「AIR」を手掛け、美少女ゲーム界で絶大な人気を誇るKeyの同名ゲームを原作としたアニメ。主人公の高校生・岡崎朋也が、ヒロイン達や周囲の人々との交流を経て成長していく物語で、友人や家族といった、人間同士の絆を丁寧に描いたストーリー展開が高く評価されている作品。アニメ版は「AIR」や「涼宮ハルヒの憂鬱」などのアニメ化も担当し、アニメ界のヒットスタジオとして注目を集める京都アニメーションが制作を担当。映像/演出面でのクオリティにも期待が集まっている。
「なかよし」に連載中の少女コミックを原作とした「しゅごキャラ!」は、クールな女子小学生・日奈森あむが主人公。だが、実は彼女、口下手な性格が災いして、勝手に「クール」というキャラクターが付けられてしまったことに悩む、ごく普通の女の子。そんな彼女の元にラン・ミキ・スゥという3人の「しゅごキャラ」が現れる。しゅごキャラ達は自身を、「もう一人の自分」だと言うのだけれど・・・・・・。 「しおんの王」は、将棋の世界で戦う少女を主人公にした、一風変わった作品。両親を何者かに殺されたショックで、喋れなくなった少女・安岡紫音が、プロ棋士の家に引き取られたことで、棋士への道を歩み、様々なライバルと戦いを繰り広げていくという物語。将棋の魅力と同時に、紫音の成長や、両親の死に隠された謎に迫るサスペンス的要素も含まれている。 ステージでは、出演者が回答のおもしろさを競う「ぽにきゃん大喜利」がスタート。問題は「しおんの王」にちなみ、「“歩”の駒よりもさらに弱い駒が出来ました、それは何でしょう?」というもの。
さっそく井上喜久子さんが手を上げ、「どんな回答が……」と観客席が息をのむ中、「ペンのキャップが外れません」という予想の斜め上を行く回答(?)。それを皮切りに「止まる“止”。もちろん駒は動きません」(しおんの王チーム)や、「“遅っ”」(しゅごキャラ! チーム)、「強そうな名前にしました。“もにゅもにゅ”」(CLANNADチーム)など、爆笑回答が連発。CLANNADチームは「“むにゅむにゅ”」という駒もフリップに描き出したが、吉田アナの「CLANNADチームは延々とそれで行けちゃうじゃないですか!!」という適切なツッコミで、場内は爆笑に包まれた。
以降も、しゅごキャラがたまごから生まれることにちなんで、「人間の赤ちゃんはどうやって生まれてくるのですか? “自分のイメージを崩さないように上手く答えてください”」という難問に、自称“永遠の17歳”のベテラン声優・井上喜久子さんが「未成年なので質問の意味がわかりません」と見事な切り返し。自他共に認めるゲーム好きの植田佳奈さんは、ゲームのキャラメイキング画面をフリップに描くなど、レベルの高い回答が相次いだ。
観客に起立してもらい、声優陣が順に「今日アニメショップで買い物をした人!」など、秋葉原に関する質問をし、最後の1人を残すことを目指すゲームでは、「女装コスプレをしたことがある人!」などの珍問が続出。それでも起立者が1人や0人にならず、10人程度残るのが流石は秋葉原。だが、続く「しおんの王」チーム、水野理紗さんの質問「今日、秋葉原に徒歩で来たという人!」で、起立者が0人になってしまい、得点没収。棚ぼた式に、1つ前に質問をした「しゅごキャラ!」チームが優勝を手にした。 ステージではDVDのリリーススケジュールなど、最新情報も紹介。「CLANNAD」のDVD第1巻は12月19日発売で、初回限定版(7,980円)と通常版(6,258円)を用意。各巻3話収録でディスクは片面2層。映像は16:9、音声はリニアPCMステレオで収録する。
初回限定版には特典として、京都アニメーションスタッフによるオーディオコメンタリーを収録。さらに、キャスト(中原麻衣さん)のインタビュー映像も収めている。さらに、設定資料集や、デスクトップアクセサリー、特製お楽しみカードなども付属するという。
■ イベント目白押し 21日にはほかにも、アニメ「家庭教師ヒットマン REBORN!」のイベント、「秋の並盛中学文化祭」が開催。リボーン役のニーコさん、獄寺隼人役の市瀬秀和さん、山本武役の井上優さん、雲雀恭弥役の近藤隆さん、六道骸役の飯田利信さんが登場し、女性ファン率の多い観客席から黄色い歓声が飛んだ。 週刊少年ジャンプ連載中の同名コミックを原作としており、ダメダメな中学生、沢田綱吉が、謎の赤ん坊家庭教師リボーンに、マフィアの10代目ボスとして教育されるという物語。個性的なキャラクターが多数登場しており、11月30日からは人気エピソード「vsヴァリアー編」がリリース。11月7日からは、3カ月連続で「キャラクターデュエットシングル」の発売も予定されている。
ほかにも、2008年3月公開を予定している新作角川映画「超劇場版 ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!」の発表イベントも開催。映画で登場するという、謎のダークケロロとともに、作品の大ファンで、オープニングテーマを歌うタレントの土田晃之さんと、柳原可奈子さんも登壇した。
□秋葉原エンタまつりのホームページ
(2007年10月25日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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