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20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社は11月7日、シリーズ最新作「ダイ・ハード4.0」をBlu-ray DiscとDVD、UMDビデオの3フォーマットで発売する。これまでの3作品も同日にBDビデオ化。シリーズ4作品のBDビデオ版を集めた「ダイ・ハード クアドリロジー ブルーレイディスクBOX」もリリースされる。各タイトルの詳細は既報の通り。
その発売記念プロモーションとして、3D仮想空間「Second Life」内において、シリーズ第1作の舞台「ナカトミプラザ」が出現。発売前日となる6日には、DVD発売を応援する芸能人として、“芸能界で最もタフな男”だというタレントのルー大柴さんが、ナカトミプラザを守るべく立ち上がった。
都内某所、Second Lifeのナカトミプラザが映し出されたディスプレイの前に登場したルーさん。「今日は本当にセンキュー。ブルースになりきるために、“ブルース大柴”と書かれたTシャツをウェアリングしてきました。ブルースウィリスの“24 -TWENTY FOUR-”は僕も大好きで……」と、司会に「作品が違います」と突っ込まれるまで止まらないほど絶好調。
ダイ・ハードシリーズのファンで、「ちょっとルックしただけでも吸い込まれる映画」と魅力を語るルーさん。「ワン・イヤーズ・ヤンガー・ザン・ミー」だというブルース・ウィリスと自身の共通点について「生き方が熱いところがセイム。意外にシャイ・ボーイなところも同じかな」と分析。「シャイなんですか?」と司会に問われると、「藪からスティックに何なんだよ!!」と怒り出し、集まった報道陣を爆笑させた。 そんなルーさんの芸能活動の最終的な目標は、「アカデミー主演男優賞でオスカーを手にし、あの会場でティアー、つまり涙すること。たぶん65歳くらいに」だという。その際は「ブルースと同じ席に座って、スパークリングワインでもドリンクしながら、“やったなルー”、“サンクス。でもブルースだって世界的じゃないか、俺なんてスモールアイランド、日本でフェイマスなだけだ。お前の方がグレイトだよ”と、お互い心にもない会話をしたい」と綿密な計画を披露。
すかさず司会が、Second Lifeとからめて「素晴らしい仮想世界のお話ですね」とまとめると、「そういうワーズは寝耳にウォーターなんだよ!!」と激怒。会場が笑いに包まれると「このワーズはかなり受けてるんだ、というか今日調子いいなオレ」と満足気にニヤリ。
■ ついにブルースと対面!? そんなハイテンションなルーさんは、そのままの勢いでSecond Lifeのナカトミプラザに突撃。ビルの中で行なわれている、ダイ・ハードに関するクイズに挑戦した。 問題は「ナカトミ商会の社長の名前は?」、「ダイ・ハード2の古い教会で、マクレーンが敵に見つかってしまうキッカケは?」など、なかなかマニアック。「日本でかなり詳しい方だ」と自身満々のルーさんだったが、一問目でいきなりミス。スタッフを捕まえて密談後に「さ、では1問目……」と仕切りなおし、その後は連続正解。ついにナカトミプラザの最上階に辿り着いた。
そこに映し出されたのは、なんと本物のブルース・ウィリス。だが、手元の携帯電話を操作していて、ルーさんに気付いていない様子。「ヘーイ! ブルース!! ルック・アット・ミー!! マイネーム・イズ・ルー大柴!」と必死に語りかけるが、映像はブッつり切れてしまった。 「どーいうことなんだ!」と担当者に詰め寄るルーさん。どうやらスケジュールが合わず、対談をセッティングできなかった模様。「ブルース、 ウォーター臭いじゃないか! オレはジャパンを代表するタレント……でもないが、76位から、今43位くらいにはなってるんだ。これじゃあ泣きっ面にビーじゃないか!」と悔しい結末。「次回は必ず!!」という決意の言葉とともに、ルーさんは会場を後にした。
■ アナログ vs デジタル Second Life内のナカトミプラザでは、エントランス部を映画とそっくりに再現し、空中に設置したスクリーンでシリーズ全4作の予告編を上映するなど、様々な企画が行なわれている。各階では作品の紹介やパネル展が行なわれており、日本以外にイギリス、メキシコ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、オーストラリア、ドイツの8カ国も入居。それぞれの階で、その国の言葉で作品が紹介されている。
20世紀フォックスの内藤友樹社長は、Second Lifeをプロモーションのツールとして採用したことについて「“ダイ・ハード4.0”の内容が、アナログ人間のマクレーン刑事 vs サイバー犯罪集団という、アナログ vs デジタルの図式だったため、ネットを使ったプロモートができないか? という所から考えた」と説明。「8カ国同時で、こうした形でのプロモートは初であり、ぜひ作品を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。
また、DVDの応援にルーさんを起用したことについては「ブルースと同年代で、“あきらめない男”だから」と説明。「“ダイ・ハード4.0”は6月の公開から4カ月ちょっとというスピードでパッケージ化。これは皆様からの“早く出して欲しい”という熱い声を受けて実現したもので、ぜひ楽しんで欲しい」と語った。
□20世紀 フォックスのホームページ
(2007年11月6日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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