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日本ビクター株式会社は、解像度4,096×2,400ドットのD-ILAプロジェクタ「DLA-SH4K」を2008年1月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は1,500万円前後の見込み。業務用トップエンドプロジェクタ市場向けに展開する。
新開発の1.27型/4,096×2,400ドットのD-ILAデバイスを搭載。従来の4K/1.7型デバイスから大幅に縮小したことで、プロジェクタの体積を約65%に小型化。重量も約半分に軽量化した。 新デバイスでは、画素間の平坦化により配向の乱れを低減するとともに、新配向技術の採用により散乱/回折光を減少。さらに光学エンジンには、入射光の角度による特性変化を抑える「WireGrid(無機系反射型偏光板)」を採用し、レンズへの光漏れを極限まで抑制することでコントラスト比10,000:1を実現した。輝度は3,500ルーメン。 レンズは光学1.22倍のズームレンズで、電動ズーム/フォーカス機構を装備。上下各50%、左右各25%のレンズシフト機構も備えている。ランプは825Wのキセノンランプを採用する。光学系の色ズレを1/10画素単位で調整できる「コンバージェンス調整機能」を搭載。3種類のガンマテーブルや、6種類のテストパターンなども内蔵する。 入力端子は12bit/Dual Link対応のDVIを4系統装備し、フルHD(1,920×1,080ドット)映像を4画面同時に表示できる。また、Ethernetを装備し、PCのブラウザから、調整や設定が可能となっている。USBやRC-232C端子も備えている。消費電力は1,500W未満、外形寸法は660×827×392mm(幅×奥行き×高さ)、重量は59kg。 □ビクターのホームページ ( 2007年11月19日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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