◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
ビクター、コントラスト1万:1の4K D-ILAプロジェクタ
-世界最高の解像度4,096×2,400ドットを実現


2008年1月下旬発売

標準価格:オープンプライス


 日本ビクター株式会社は、解像度4,096×2,400ドットのD-ILAプロジェクタ「DLA-SH4K」を2008年1月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は1,500万円前後の見込み。業務用トップエンドプロジェクタ市場向けに展開する。

CEATECに出展された4K D-ILAプロジェクタ

 新開発の1.27型/4,096×2,400ドットのD-ILAデバイスを搭載。従来の4K/1.7型デバイスから大幅に縮小したことで、プロジェクタの体積を約65%に小型化。重量も約半分に軽量化した。

 新デバイスでは、画素間の平坦化により配向の乱れを低減するとともに、新配向技術の採用により散乱/回折光を減少。さらに光学エンジンには、入射光の角度による特性変化を抑える「WireGrid(無機系反射型偏光板)」を採用し、レンズへの光漏れを極限まで抑制することでコントラスト比10,000:1を実現した。輝度は3,500ルーメン。

 レンズは光学1.22倍のズームレンズで、電動ズーム/フォーカス機構を装備。上下各50%、左右各25%のレンズシフト機構も備えている。ランプは825Wのキセノンランプを採用する。光学系の色ズレを1/10画素単位で調整できる「コンバージェンス調整機能」を搭載。3種類のガンマテーブルや、6種類のテストパターンなども内蔵する。

 入力端子は12bit/Dual Link対応のDVIを4系統装備し、フルHD(1,920×1,080ドット)映像を4画面同時に表示できる。また、Ethernetを装備し、PCのブラウザから、調整や設定が可能となっている。USBやRC-232C端子も備えている。消費電力は1,500W未満、外形寸法は660×827×392mm(幅×奥行き×高さ)、重量は59kg。

□ビクターのホームページ
http://www.jvc-victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/press/2007/dla-sh4k.html
□関連記事
【10月2日】【CEATEC】【ビクター編】37mm“スリムLCD”や180Hz駆動など
-“超薄型”は他社に先駆け欧州で来年3月発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20071002/ceatec05.htm
【6月20日】ビクター、コントラスト2万:1の4K D-ILAデバイス
-1.27インチに小型化し、4Kの用途拡大を目指す
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070620/victor.htm

( 2007年11月19日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.