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ドルビーの新3D上映技術が「ベオウルフ」で国内初採用
-12月より新宿バルト9など8館で3D上映


ベオウルフ/呪われた勇者
(c)2007 Warner Bros.Ent.All Rights Reserved

12月1日公開


 米Dolby Laboratoriesは28日、12月1日より全国公開される映画「ベオウルフ/呪われた勇者」を、国内8カ所の劇場において「ドルビー3Dデジタルシネマ」で3D上映すると発表した。

3D鑑賞に利用する偏光メガネ

 「ドルビー3Dデジタルシネマ」は、DLPシネマプロジェクタ用の3D上映技術。RGB各色を左目用、右目用に分けて制作された映像を高速で交互に表示、プロジェクタ内部のフィルタホイールで偏光し、対応メガネを通すと映像が立体化して見えるというもの。

 特徴は、フィルタをランプと光学エンジンの間に掛けることで、後からカラープロセッシングを行なうことなく投射できる点。どの位置の客席からも立体映像が楽しめるという。メガネはレンズ部が50層に及ぶ構造で、盗難防止用のチップを内蔵。再利用も可能となっている。

 国内での「ドルビー3Dデジタルシネマ」を用いた3D上映は、「新宿バルト9」など下記の8館で行なわれる。

  • 新宿バルト9(2スクリーン)
  • 梅田ブルグ7
  • 広島バルト11
  • T・ジョイ新潟万代
  • T・ジョイ長岡
  • T・ジョイ大泉
  • T・ジョイリバーウォーク北九州
  • XYZシネマズ蘇我

 この技術は9月に国内でも発表され、米国では、ベオウルフ(Beowulf)が公開される11月16日より正式に採用することがアナウンスされていたが、日本での初採用作品は未定となっていた。

 「ベオウルフ/呪われた勇者」は、英国文学最古の英雄叙事詩とされる物語を原作としたアクション・ファンタジー。監督はロバート・ゼメキス。

 怪物グレンデルを倒した、恐れ知らずの勇者ベオウルフ。並外れた美しさを持つグレンデルの母は、息子を倒した勇者に対し賞賛を与え、王にふさわしい男として栄光の未来を約束する。しかし、その条件とは彼女を抱き、息子を授けるというものだった……。

 出演はレイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコビッチ、ロビン・ライト・ペン、アンジェリーナ・ジョリーほか。


実写とCGを融合させた映像美も注目される
(c)2007 Warner Bros.Ent.All Rights Reserved


□Dolby Japanのホームページ
http://www.dolby.co.jp/
□映画の公式ページ
http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/
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( 2007年11月28日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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