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株式会社レクストは12日、発売中の2ch DAC「DAC-NS1S」をバージョンアップ。12月出荷分より新バージョンになるほか、既に購入したユーザーには無償バージョンアップを行なうと発表した。なお、新バージョンも価格は399,000円で、変更は無い。 「DAC-NS1S」は、独自のCD音質改善技術を採用した2ch DAC。11月14日(直販サイト先行販売は10月12日から)に発売されたばかりの新モデルだが、「マスタリングスタジオの全面協力を得て、より微細な音質追求をした結果、更なる音質向上に成功した」という。
具体的な改善ポイントは3つ。電源ケーブルを従来の「Z-PRC01」(単品価格17,640円)から、同ケーブルをベースに新開発した、DAC-NS1S専用ケーブルに変更。 細部のチューニングも実施しており、「更に広く深みのある音場、よりライブ感あふれるリアルなサウンドを実現した」という。また、バランス音声出力の音質チューニングも変更。「70年代スタジオ名機を彷彿させるような、力強く押し出し感のある音像が楽しめる」という。 同社はバージョンアップにより「更に音楽ジャンルを選ばず、音楽CDを44.1kHz/16bitマスターを超えるほどの音楽再現で楽しんでいただけるようになった」と説明。「192kHzまで対応しているので、音楽制作現場のリファレンスDACとしても最適」としている。 そのほかの仕様に変更は無い。独自のCD音質改善技術「NS441D」(The Next Stage of 44.1kHz/16bit Digital Sound)の最新バージョン「Ver.ON」(バージョン・オーエヌ)を採用したのが特徴。振動コントロール素材として新月伐採ヒノキを使用したほか、インシュレーターには、木材を圧縮硬化させたコムプライト材を使っている。 デジタル音声入力4系統(同軸デジタル2系統、光デジタル1系統、AES/EBU1系統)を装。アナログ音声出力はバランス(XLR)、アンバランスを各1系統のほか、メインのアンプから独立したヘッドフォン出力も前面に備える。
なお、12月15日(土)には、バージョンアップした「DAC-NS1S」の試聴会が、東京・文京区のレクスト試聴ルームで行なわれる。視聴用トランスポートには高級機ばかりでなく、PLAYSTATION3も使用。アップサンプリングでの再生や、電源ケーブル交換による音質向上実験も行なう予定だという。詳細は同社ページにて。
□レクストのホームページ
(2007年12月12日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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