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デノンやマランツ、McIntoshなどのブランドを有するD&Mホールディングスは、CES会場からやや離れたホテル「マンダレイ・ベイ」でプライベートイベントを開催している。 マランツからは、同社初となるBlu-ray Discプレーヤー「BD8003」など多数の製品が発表された。 ■ マランツ マランツは、Blu-ray Discプレーヤー「BD8003」や、HDMI 1.3/最新コーデック対応のセパレート型AVプリ、パワーアンプなどを発表している。 BDプレーヤー「BD8003」は、第2四半期に発売予定で、価格は1,999ドル。同じD&Mグループのデノンが先行して発表しているBDプレーヤー「DVD-3800BD」と基本的な設計は同一だが、音質チューニングなどでマランツのノウハウを導入し、差別化を図っている。 BD-ROM Profile 1.1に準拠。Profile 1.1対応ディスクのPinP機能などの再生が可能となっている。画質面では、Silicon Optix製の10bit処理LSI「REALTA」を内蔵し、IP変換精度やノイズリダクション能力を高めている。HDMIからの音声出力に加え、アナログ7.1ch出力端子も備えている。
AVプリアンプ「AV8003」と、パワーアンプ「MM8003」も発表。4月~6月の発売を予定しており、価格は2台の合計で5,000ドル程度となる見込み。 プリアンプの「AV8003」は、バランス音声入出力端子(XLR)や、コンポーネント映像入力などに加え、4系統のHDMI入力と、2系統のHDMI出力を装備。Blu-rayなどに記録されたドルビーTrue HDや、DTS-HD Master Audioなどの最新コーデックのデコードが可能となっている。ビデオ関連では1080p出力対応のアップスケーラを内蔵する。 また、ネットワークプレーヤー機能も搭載。サーバー上のビデオや音楽ファイルをストリーム再生できる。対応ビデオファイルはMPEG-2などで、MPEG-2 TSファイルも再生できる。音楽はリニアPCMやMP3、WMAなどの再生をサポートしている。
「MM8003」は、150W×8W出力のパワーアンプ。フロントバイアンプ駆動に加え、D&M傘下のスピーカーメーカー「Snell」のパッシブ型サブウーファの利用を想定し、8ch構成としているという。
新BDプレーヤーとAVプリ/パワーアンプのデモも行なわれた。デモ用機材として日本未発売のDLPプロジェクタ「VP11-S2」と、Snellのスピーカー「ICthx」を組み合わせてシアターシステムを構築していた。 VP11-S2は、DLPチップに最新のDarkChip 4を搭載する同社DLPプロジェクタのフラッグシップモデル。価格は14,999.99ドル。 DarkChip 4の搭載によりコントラスト表現力を大幅に向上。6倍速のカラーホイールを備え、カラーブレーキングの低減を果たしているほか、高い色純度を実現している。レンズはコニカミノルタ製。 ランプ出力は200W。ビデオプロセッサにGennumの「GF9351」を搭載している。コンポーネント、S映像、コンポジットの各映像入力に加え、トリガ端子やRS-232Cなどの制御端子を装備している。
□関連記事 ■ デノンは最新AVアンプなどを展示
デノンは、BDプレーヤー「DVD-3800BDCI」や、AVプリアンプ「POA-A1HDCI」、AVパワーアンプ「AVP-A1HDCI」などを中心に、最新製品を紹介している。 薄型テレビ用の新提案として、テレビの下に設置できる5.1chスピーカー内蔵したスピーカーシステム「DHT-FS55」を出展。価格は499ドル。バーチャルサラウンド技術「X-Space」を採用し、テレビ下のユニットだけでサラウンド再生を可能にする。 無線LANを介して、サーバー上の音楽をストリーム再生可能なネットワークオーディオ「S-302」も出展。価格は499ドル。インターネットラジオやRhapsodyなどのストリーム再生も可能となっている。また、1080p出力に対応した、ビデオプロセッサ内蔵HDMIセレクタ「DVP-602CI」を展示している。
■ McIntoshも新製品を披露 ターンテーブル「MT10」や、新SACDプレーヤー、パワーアンプなどを発表している。
□2008 International CESのホームページ ( 2008年1月10日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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