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株式会社東芝は、ワンセグの視聴/録画が可能な「gigabeat V」の内蔵メモリ容量を8GBに増加した「V81(MEV81)」を2月15日に発売する。価格はオープンプライス。直販価格は34,800円。カラーリングはブラック(K)のみとなる。 2007年10月に発売された、4GBメモリ内蔵「V41」の、メモリ容量を倍増したモデル。SD/SDHCカードスロットも装備しており、内蔵メモリに録画したワンセグ番組を、SDカードにムーブすることも可能。ワンセグ映像補正技術「トギレナイザー」も踏襲している。 8GBモデルではこのムーブ機能を強化。4GBモデルでも、携帯電話で録画したワンセグ番組を、SDカードを経由してgigabeatで再生することは可能だったが、8GBモデルではその互換性を向上。一部で番組情報が表示されないこともあるが、同社が確認している範囲では再生の互換性は維持しているという。 また、ムーブに関するPCとの連携も強化。松下電器製のソフト「SD-MobileImpact」と、著作権保護に対応したカードリーダ/スロットを用いることで、V81で録画したSDカード内の番組をPCで再生できるほか、SDカード内からPCのHDDへのムーブも可能になった。V41ではSDカードからの再生のみサポートで、HDDにムーブすることはできない。また、アイ・オー・データやバッファローの、ムーブ対応USBワンセグチューナに同梱しているソフトでは、SDカード内での再生やムーブ機能は利用できない。しかし、これらのUSBワンセグチューナで録画し、SDカードにムーブした動画を、4/8GBモデルで再生することはできる。 なお、東芝ではPCのHDDへの録画番組のムーブアウトが行なえるようなソフトを提供する予定は無いという。また、4GBモデルを8GBモデル相当にアップデートする予定も、現在のところ無いとしている。
そのほかの主な仕様は共通。独自開発のワンセグ映像補正技術「トギレナイザー」は、ワンセグ放送の電波が一時的に途切れたりするような受信状態でも、欠落した映像ブロックをそのまま表示するのではなく、周囲の正しい映像ブロックから予測。補完処理しながら映像を再生し続けることで、映像への影響を最小限にとどめている。 内蔵メモリへのワンセグ録画は約40時間可能。EPG表示も可能で、録画予約も行なえる。SDカードはデジタルカメラで撮影したJPEG画像を記録にも対応。画像の撮影日やサイズなどの情報も表示もサポートする。 ディスプレイは3.5型、320×240ドット液晶。外形寸法は75×115×14.2~23.5mm(縦×横×厚さ)、重量は約168g。片手でも長時間持ちやすいという「ワンハンドグリップ」を採用するほか、ボタン類などの操作キーも本体右サイドに集約している。 PCとはUSB 2.0で接続し、転送にはWindows Media Playerを利用。対応フォーマットは音声がWMA/WMA 9 Lossless/MP3/WAV、動画がWMV、静止画がJPEG。著作権保護技術には「Windows Media DRM 10」を採用し、各社が提供する定額制音楽サービスなどで購入した楽曲なども再生できる。なお、新H2Cテクノロジーは採用していない。
バッテリ駆動時間は、ワンセグ視聴で約10時間、動画再生で約13時間、音楽再生で約40時間。モノラルスピーカーや外部アンテナ端子(3.5mmミニジャック)を内蔵するほか、専用スタンドが付属しており、据え置きの小型テレビとしても使用できる。
□東芝のホームページ
(2008年2月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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