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松下電器産業株式会社は、MPEG-4 AVC/H.264形式でデジタル放送番組を圧縮/録画可能なHDD/DVDレコーダ「ハイビジョンDIGA」の新モデルを3月25日より発売する。 500GB HDDを搭載した「DMR-XW320」と、250GB HDDを搭載した「DMR-XW120」を用意し、価格はともにオープンプライス。店頭予想価格はDMR-XW320が12万円前後、DMR-XW120が10万円前後の見込み。
DVD-R/RW/RAM記録対応のDVDドライブを搭載したハイビジョンレコーダ。地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2系統装備するほか、地上アナログチューナを内蔵する。 基本的な機能は、2007年11月発売のDMR-XW300/XW100を踏襲しているが、地上デジタル/アナログ一体型チューナの採用や、基板面積を約25%削減するなどで、奥行きを短縮。奥行き244mmと、XW300/XW100の313mmから約69mm短くなり、小型テレビにあわせた薄型ラック設置が可能となるなど、設置の自由度を大幅に向上している。 DVDドライブは、DVD-R/RW、RAMに対応。AVC形式でハイビジョン映像のまま圧縮して録画できる「フルハイビジョン4倍録画」機能を搭載。デジタル放送のストリーム録画(DRモード/MPEG-2 TS)に比べて、2~4倍の記録時間を実現。HDDだけでなくDVD-R/RAMにAVC記録する「AVCREC」にも対応する。 DRモードのほか、AVCの記録モードとして、HG(12.9Mbps)/HX(8.6Mbps)/HE(5.7Mbps)の3モードを用意。記録解像度はいずれも1,920×1,080ドット(地上デジタルなど1,440×1,080ドットのソースは、1,440×1,080ドット)で、MPEG-4 AVCのHigh Profileを採用している。 SD解像度で記録するXP/SP/LP/EP(6時間)/EP(8時間)の各録画モードも装備。地上デジタル放送の新録画ルール「ダビング10」にも放送開始にあわせて対応予定。 独自の高画質化回路技術「HDオプティマイザー」を搭載し、デジタル放送のブロックノイズやざわつきを抑制。録画/再生時に適用して、高画質なハイビジョン再生を実現するという。 番組表は、新聞のテレビ欄風デザインに加え、1つのチャンネルの番組表を最大8日分一覧表示できる「チャンネル別番組表」を新搭載。リモコンの4色のデジタル放送用ボタンを利用して、番組の録画予約などが行なえる「簡単予約」機能も新搭載している。また、新番組を自動録画する「新番組おまかせ録画」やチャプタ編集機能も搭載する。 携帯電話やパソコンから、DIGAの録画予約が可能な「携帯&パソコン録画機能」にも対応。Ethernetを介し、DIGAをブロードバンド接続する必要があるほか、携帯電話からの操作時には「Gガイドモバイル」に、パソコンからの利用時には「ディモーラ」への登録が必須となる。 出力端子は1080i対応のHDMI×1やD4×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×2、光デジタル音声×1を装備。入力端子は、S映像、コンポジット、アナログ音声を各1系統備えている。i.LINK(DV/TS)は、DMR-XW320が1系統2端子、XW120は1系統1端子装備する。 薄型テレビ「VIERA」との連携機能「VIERA Link」を装備。また、SDメモリーカードスロットも装備しており、AVCHD動画のHDD取り込みや、MPEG-2(SD-VIDEO)動画の再生、AAC(SD-Audio)音声、JPEG画像の再生が可能となっている。音楽CDを最大12倍速で、AAC(SD-Audio)形式でHDDに取り込み可能で、楽曲情報もリッピング時に自動付与する。 同社製の対応センサーカメラを接続して、カメラが反応した映像を最大400件録画できる「センサーカメラ連携」を搭載。最大5台までのカメラを接続可能で、玄関や駐車場、裏庭などに設置したカメラが検知した人物などを約30秒間づつ記録できる。 「ドアホン録画」にも対応。同社製の対応ドアホンをドアに設置し、ドアホン用PLCアダプタパック「VL-SP880」をDIGAに接続することで、ドアホンの映像をDIGAで視聴/録画できる。ドアホンに映し出された来客者の映像を最大400件録画できる。 消費電力は約35W。外形寸法は430×315×59mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4kg。 □松下電器産業のホームページ ( 2008年2月20日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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