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ソニーは、ウォークマン「Aシリーズ」の新モデルとして、初めてBluetoothに対応した「NW-A820シリーズ」を3月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16GBモデル「NW-A829」が38,000円前後、8GBモデル「NW-A828」が28,000円前後の見込み。カラーはブラック、ホワイト、ピンクの3色。 なお、同日にはメッセージ刻印も可能なソニースタイルオリジナルモデル「NW-A829/N」も発売。カラーがゴールド/メモリ容量16GBで、直販価格は37,800円。3年保証が標準で付属する。
2.4型/320×240ドットの液晶ディスプレイとフラッシュメモリを搭載し、MPEG-4 AVC/H.264のBaseline Profile動画の再生が可能なほか、従来モデルと同様にMP3/WMA/AAC/HE-AAC/ATRAC/ATRAC Advanced Lossless/WAV(リニアPCM)の楽曲ファイルが再生可能。なお、WMA/AACのDRM付きファイルは再生できない。楽曲転送ソフトには「SonicStage CP」を利用。動画転送ソフト「Media Manager for WALKMAN」も付属する。対応OSはWindows XP/Vista。 新機能として、対応ヘッドフォン/スピーカーへBluetoothで音声のワイヤレス伝送が可能になったほか、本体でのビデオ削除機能も搭載した。外形寸法は約93.9×51×9.3mm(縦×横×厚さ)、重量は約59g。 Bluetooth Ver.2.0をサポートし、A2DP/AVRCPのプロファイルに対応。楽曲またはビデオの音声を伝送できる。ホームメニューにBluetoothアイコンが設置され、初回のみペアリングを行なうことで、以降は本体側面の専用ボタンを長押しすることで接続/解除の切り替えが可能となる。複数のBluetooth機器が検出された場合に、接続先をメニューから選んで出力することも可能。Bluetoothでのストリーミング/ペアリング中には、本体角のLEDが点灯する。なお、付属イヤフォンはBluetoothには対応しない。
また、フォルダ単位のスキップ機能も追加。本体またはBluetooth機器、WM-PORT対応リモコンなどの上下ボタンで移動できるようにアサインできる。 本体にアクティブノイズキャンセル機能を搭載。上面のスライドスイッチでON/OFFが行なえる。ウォークマンシリーズで採用される5つの「クリアオーディオテクノロジー」を搭載し、高音域補間技術「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」や、チャンネルセパレーションを向上する「クリアステレオ」、低音の歪みを抑える「クリアベース」、複数の音場モードから選択できる「バーチャルホンテクノロジー(VPT)」が利用可能。「MDR-EX90SL」と同口径、13.5mmユニット搭載のEXモニターイヤフォンも付属する。
楽曲を50音順の読み仮名で検索可能なほか、アーティスト名などをイニシャル別に検索できる「イニシャルサーチ」も利用可能、CDジャケット写真からの検索も行なえる。 CD/MDプレーヤーなどからのダイレクト録音にも対応。録音フォーマットはWAV(1.4Mbps)と、ATRAC3plus(64/128/256kbps)。録音元の再生に合わせて録画を開始するシンクロ録音も利用できる。SonicStage CPを利用すれば、録音楽曲のIDタグ取得も行なえる。 そのほか、au携帯電話でダウンロードした着うたフルをPCやネットジュークに取り込み、ウォークマンに転送して再生できる「LISMOオーディオ連携」にも対応する。 内蔵充電バッテリの連続再生時間は、動画が10時間で、音楽が36時間。なお、Bluetooth利用時は、動画が7時間、音楽が15時間となる(いずれも動画はMPEG-4/384kbps、音楽はMP3/128kbps時)。動画視聴時の横置きスタンドとしても使えるストラップが付属する。
■ オプションで録画対応クレードルやミニスピーカーも
オプションとして、録画対応クレードルや小型スピーカーなども3月20日より発売する。「VRC-NW10」は、ウォークマン本体でテレビなどから直接録画可能なクレードル。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後の見込み。 テレビやDVDレコーダ、ビデオカメラなどの機器とコンポジット接続することで、ウォークマンでリアルタイム録画が可能になるクレードル。A820以外にも、WM-PORT搭載/ビデオ対応のウォークマンに録画が行なえる。テレビのEPGとの連動にも対応し、視聴予約に合わせて、シンクロ録画が行なえる。30~180分のオフタイマーも利用可能。 録画フォーマットはMPEG-4で、画質は256/512/768kbpsの3モードから選択。録画したファイルの消去もクレードルから行なえ、A910を含む従来のAシリーズ製品も、このクレードルに装着することで、PCを使わずに削除が可能。ウォークマンを挿した状態で、クレードルのDELETEボタンを押すことにより、ファイルの古い順に動画が削除される。録画したファイルは、動画転送ソフトMedia ManagerでPCに転送/バックアップが可能。なお、クレードルからテレビなどへの映像出力は備えていない。
また、充電機能を備えた音声入出力対応クレードル「BCR-NWU5」も発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,000円前後の見込み。WM-PORT搭載ウォークマンの全機種に対応する。 WM-PORTに接続する「SRS-NWT10M」は、電源不要のモノラルスピーカー。対応ウォークマンは、A910/820/710/610/800シリーズ。リミッタ機能を備え、音割れを防ぐ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,000円前後の見込み。
□ソニーのホームページ ( 2008年2月20日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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