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ソニー、ワンセグ対応の“カードサイズ”ウォークマン
-視聴/録画とノイズキャンセル対応。字幕シーンサーチも


11月17日発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、2.4型液晶を搭載し、ワンセグの視聴/録画が可能なウォークマン「NW-A910シリーズ」を11月17日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はメモリ16GBの「NW-A919」が45,000円前後、8GBの「NW-A918」が35,000円前後、4GBの「NW-A916」が30,000円前後の見込み。カラーはいずれもシルバーとブラックを用意する。

ブラックモデル シルバーモデル

上面にノイズキャンセルスイッチを備える

 外形寸法86.8×48×12.3mm(縦×横×厚さ/最薄部11.3mm)、重量約74gの本体に2.4型/320×240ドットの液晶ディスプレイとワンセグチューナ、ビデオ/オーディオ再生機能を搭載。同社は「ワンセグ搭載モデルとして業界最小・最軽量を実現した」としている。ワンセグの連続視聴時間は約6時間。

 フラッシュメモリを内蔵し、16GBモデルで最長100時間のワンセグ録画が可能。アクティブノイズキャンセル機能を搭載し、ワンセグ視聴時にも利用可能。ウォークマンシリーズで採用される「クリアオーディオテクノロジー」を搭載し、「MDR-EX90SL」と同口径、13.5mmユニット搭載のEXモニターイヤフォンも付属する。

 ワンセグではEPGが利用可能で、最大10番組分を表示可能。字幕にも対応する。映像と字幕は縦/横表示に対応し、横表示では右手/左手操作用の画面を両方用意する。付属スタンドで机などに置いて視聴できる。なお、データ放送はサポートしない。


ワンセグの横表示時 スタンド使用時

 ワンセグ録画は、リアルタイムに加え、EPGや日時指定(1カ月先/10件まで)での予約録画も可能。さらに、「毎回録画」機能では、特定の番組を毎回録画でき、上書きするか、保存するかをあらかじめ選べる。

 録画したコンテンツは「ワンセグビデオ」のメニューから再生。早見再生(1.2/1.5倍)に加え、字幕だけをテキストで一覧表示する機能も搭載。番組のあらすじを確かめたり、気になったシーンへジャンプすることも可能となっている。

 なお、PC接続中にはワンセグ視聴/録画が行なえないため、充電しながら利用したい場合は別売のUSB接続ACアダプタ「AC-U50AD」が必要。

チャンネル一覧表示 番組情報表示 予約時に「毎回録画」も設定できる 録画済番組の「字幕一覧」表示

 動画/音楽再生機能では、動画がMPEG-4 AVC/H.264(最大320×240ドット/768kbps/Baseline Profile)とMPEG-4(最大320×240ドット/2,500kbps/Simple Profile)を、音楽はMP3(32~320kbps)、WMA(32~192kbps)、ATARAC(48~352kbps)、ATRAC Advanced Lossless(64~352kbps)、リニアPCM、AAC(16~320kbps)、HE-AAC(32~128kbps)をサポート。

 楽曲転送ソフトには「SonicStage CP」を利用し、DRM付きのAAC/WMAには非対応。JPEG表示もサポートし、スライドショーも行なえる。動画の転送には付属ソフト「Media Manager for WALKMAN」を使用。SonicStage CPの対応OSはWindows 2000/XP/Vistaだが、Media Manager for WALAKMANはWindows XPとVistaのみとなる。

 独自の高音域補間技術「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」により、MP3やATRACなどの圧縮音源で失われた高域を自然に補完する。また、チャンネルセパレーションを向上する「クリアステレオ」や低音の歪みを抑える「クリアベース」も搭載。これらの高音質技術を総称し、同社では「クリアオーディオテクノロジー」と命名している。なお、DSEEやクリアステレオ、クリアベースの各機能は音楽再生のみ適用され、ワンセグやビデオの音声には反映されない。

 4モードのプリセットイコライザと、2つのカスタムイコライザを装備。スタジオ/ライブ/カラオケなどの6つの音場モードを選択できる「バーチャルホンテクノロジー(VPT)」も搭載している。ヘッドフォン出力は5mW×2ch。

 16枚のアルバムジャケット表示が可能。50音順表示やアーティスト名などをイニシャル別に検索できる「イニシャルサーチ」も搭載する。また、再生や早送り/戻しなどの動作や検索時のスクロールなどにおいて高速化を図った。さらに、携帯電話に近い操作方法を採用したことで、初心者でも直感的に操作できるとしている。

ソニースタイル限定「NW-A919/BI」(アイスブラック)
※筐体デザインは最終仕様と異なる場合があります

 本体の底面に「WM-PORT」を備え、別売の録音ケーブル「WMC-NWR1(実売1,280円)」を利用して、CDやMDからのダイレクト録音にも対応。録音形式はリニアPCMと、ATRAC3 plus(64/128/256kbps)。録音した楽曲はSonicStageに取り込んで、インターネット経由で楽曲情報などを取得できる。

 リチウムイオン充電池を内蔵し、ワンセグの連続視聴時間は約6時間、ワンセグ録画は約8.5時間(画面OFF時)。動画/音楽の連続再生時間は約10時間/36時間。充電はUSBよりWM-PORT経由で行なう。

 なお、本体をブラッククロムメッキで塗装したプレミアム仕様の「NW-A919/BI」(アイスブラック)を直販サイト「ソニースタイル」にて11月下旬以降に限定発売。メモリは16GBのみで、価格は47,800円を予定。

 職人による「深絞り工法」で、丁寧に磨いたことで凹凸のない状態とし、ブラックメッキを施したモデルで、1台1台を作業で加工したことで「贅沢な光沢感と硬質な輝きを実現した」としている。


□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200709/07-0927/
□ウォークマンのホームページ
http://www.sony.co.jp/walkman/
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( 2007年9月27日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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