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ソニーは、52V型でフルHDの倍速駆動パネルを採用したモデルなど、液晶テレビ「BRAVIA」のV1シリーズ3機種、J1シリーズ3機種の、合計6機種を3月20日より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は下表の通り。
いずれのシリーズも、自社循環再生プラスチック材を採用。過去に同社が販売したトリニトロンカラーテレビの一部プラスチックや、液晶BRAVIAの製造過程で発生する発泡スチロール廃材などを精製し、材料として再利用している。
■ V1シリーズ 52、46、40型のいずれもフルHD解像度の液晶パネルを採用。チューナは、地上/BS/110度CSデジタルと、地上アナログを搭載する。 独自の倍速駆動技術「モーションフロー(MotionFlow)」に対応しており、通常(60Hz)の倍となる120Hzの高速駆動を行ない、独自のアルゴリズムにより生成した補間フレームを元信号に挿入。毎秒120コマ表示により、液晶テレビ固有の“残像感”を低減するという。 「24p True Cinema」にも対応。フィルム撮影の24コマ映像をそのまま入力でき、「フィルム映画の質感をそのまま楽しめる」としている。 高画質化回路は「ブラビアエンジン」を改良した「ブラビアエンジン2」を採用。シーン毎に明るさや動きに合わせてノイズ低減をコントロールでき、動きの少ない映像ではランダムノイズをメインに低減、暗いシーンではシャープネスを抑えてノイズを低減するなど、独自のアルゴリズムを用いて効果的なノイズリダクションができるという。 1080p対応のHDMI入力を2系統装備。DeepColorもサポート。HDMI CECを利用した「ブラビアリンク」も利用でき、レコーダなどに加え、同社のハンディカムやテレビサイドPC「VGX-TP1DTW」なども操作できるようになった。リモコンには「リンクメニュー」が追加され、連動操作が可能な機器をワンボタンで一括表示することもできる。
赤外線のシンプルリモコンに加え、2.4GHz帯の無線通信(RF)を利用した「おき楽リモコン」を付属。卓上に置いたままの使用を想定した多機能な大型リモコンで、障害物などの影響を受けずに操作ができるのも特徴。 EPG表示は最大9チャンネルの同時表示に対応。チャンネル選択時、画面中央にチャンネル名と番組タイトルなどを表示する機能も追加された。 Ethernet端子を備え、デジタルテレビ用のポータルサービス「アクトビラ」も利用可能。動画配信の「アクトビラ ビデオ」もサポートする。ほかにも、テレビを視聴しながら画面右側でネットの情報を閲覧できる「アプリキャスト」に対応しており、天気予報やニュース、オークション情報なども表示できる。 DLNAもサポートしており、同一ネットワーク上のDLNA対応機器から映像のストリーミング視聴が行なえる「ソニールームリンク」にも対応。デジタルカメラをUSBやHDMIケーブルで接続すると、自動的に静止画表示に適した画質に切り替わる「静止画専用フォト画質モード」も備えている。
■ J1シリーズ 32、26、20型をラインナップ。いずれもパネル解像度は1,366×768ドット。倍速駆動の「モーションフロー」には対応していない。セカンドテレビとしての需要を想定し、ブラック、ホワイト、レッド、ブラウンのカラーバリエーションを用意。比較的落ち着いたカラーリングになっているという。
そのほかの主な仕様は、前述のV1シリーズと共通。ただし、おき楽リモコンとシンプルリモコンの両方が付属するのは32型モデルのみ。26/20型はシンプルリモコンのみとなる。ブラビアリンクは両モデルともサポートしている。
□ソニーのホームページ
(2008年2月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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