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日立マクセル株式会社は3日、CD-R/WやDVD、Blu-ray Disc、HD DVDなどの光ディスク事業について、3月末で自社生産を終了すると発表した。マクセルブランドのメディア事業自体は継続。現在、製品の設計、企画、調達などに携わっている人員も引き続き事業を担当し、今後は国内外のメーカーに生産を委託する形となる。 3日に発表された組織変更、および人事異動の中で明らかにされたもの。現在、筑波事業所で行なっている光ディスクの生産は3月いっぱいで終了となる。ディスク事業グループは4月1日付けで廃止され、人員は新設されるコンシューマ販売事業部商品部などに移動。生産などを担当していた人員は、同社が掲げる重点強化3事業である電池、光学部品、機能性材料などを担当する。 同社では「これまでも発表していた、外部調達の拡大方針の延長にある決定。終了するのは自社生産のみで、設計、企画、調達、品質管理などは従来通り自社で行なう。築いてきた信頼のマクセルブランドの品質はこれまで通り」としている。
また、これに併せて取り扱い品目の見直しも実施されるが、「取り扱うフォーマットが減るようなことは無く、例えば複数枚パックやカラーミックスパックなどのバリエーションを整理する程度の見直しになる予定」だという。また、HD DVDメディアについては「今のところ、販売を継続する方針に変化は無い」としている。
□日立マクセルのホームページ
(2008年3月4日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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