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松下電器産業株式会社は、SDカードスロットを備えたデジタルオーディオプレーヤー「D-snap Audio」シリーズの新モデルとして、2GBのSDメモリーカードが付属し、長時間再生を可能にした「SV-SD870N」を4月18日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後の見込み。カラーリングはホワイト(W)、ブラック(K)、レッド(R)、シルバー(S)、ブルー(A)を用意する。 また、同モデルと直接接続可能なCD/MDコンポ「D-dock」の「SC-PM870SD」と「SC-PM670SD」も4月18日に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は870SDが5万円前後、670SDが43,000円前後の見込み。カラーリングは870SDはシャンパンゴールド(N)のみ。670SDはシルバー(S)とブラック(K)を用意する。
■ SV-SD870N 2007年4月に発売した「SV-SD850N」の後継モデル。SD850Nは1GBのSDカードを同梱していたが、870Nでは2GBに強化した。なお、Bluetooth機能を内蔵した「SV-SD950N」は上位モデルとして併売される。 底面に備えた「D-snap port」を用いて、コンポ「D-dock」に直接接続。プレーヤー内の楽曲をコンポ側で再生できるほか、コンポでSDカードに録音した音楽ファイルをプレーヤーで再生するなど、PCレスで音楽CDからのリッピング、転送、再生が実現できるのが特徴。 SD870Nではさらに、同時発売するD-dock「SC-PM870SD/PM670SD」と組み合わせることで、本体からSDカードを抜かず、ドッキングさせた状態のまま、プレーヤー内のSDカードにコンポから直接録音が可能になった。 なお、D-dockと接続時に対応する機能は、新モデルの「SC-PM870SD/PM670SD」では録音、再生、充電だが、従来モデルの「SC-SX950」とでは録音ファイルの転送、再生、充電。「SC-PM770SD/NS550SD/SX850/SX450」では再生、充電のみとなる。 連続再生可能時間も強化。再生対応フォーマットはMP3/WMA/SD-Audio(AAC)で、従来はノイズキャンセル機能をOFFにした場合、約80時間(SD-Audio/AAC 96kbps時)の再生が可能だったが、新モデルでは100時間に伸びた。キャンセルONの場合は約60時間で変更は無い。電源は内蔵のリチウムイオン充電池。 それ以外の主な仕様は継承。SD/SDHCカードスロットを備えたポータブルオーディオプレーヤーで、内蔵メモリは非搭載。本体にノイズキャンセル機能を搭載しているのが特徴で、付属の専用カナル型イヤフォン接続時に使用でき、騒音を83%カットできるという。 音質面では、圧縮音楽の失われた高域を補完する「リ.マスター」を改良した「広帯域リ.マスター」を搭載。アンプはLSIに内蔵したデジタルアンプで、クリアな再生が行なえるという。パーソナルサラウンドなどの音質効果とイコライザーで、計16種類の音質効果が選べる。 MP3形式でのダイレクトエンコード機能も搭載。D-snap port端子とステレオミニを変換する別売ケーブル「RP-WA100」を利用し、MDやCD、携帯電話などと接続。64/96/128kbpsのMP3形式で録音できる。 デザインも従来モデルを踏襲。最大外形寸法は91.3×35×12.3mm(縦×横×厚さ)で、重量は約40g。付属ソフトは「SD Jukebox Ver.6.9LE」にバージョンアップ。Windows XP/Vistaに対応しており、m4a拡張子の音楽ファイルにも対応。簡単操作モードや、音楽CDのリッピング時やダイレクト録音時に使用できるGracenoteのデータベース機能にも対応している。
□ニュースリリース
■ SC-PM870SD/PM670SD D-snap portを天面に備えており、SV-SD870Nを接続することで、プレーヤー内のSDカードに直接、音楽CDなどの楽曲をリッピングできるCD/MDコンポ。SDカードスロット、アンプ、AM/FMチューナ、5枚のCDチェンジャー、MDデッキ、スピーカーで構成されており、SDカードへも録音可能。5枚のCDチェンジャーからSDカードへ、最大8倍速で一気に録音ができる。
上位モデルのPM870SDは、Ethernet端子を備え、GracenoteのCDデータベースにアクセスでき、取り込んだ楽曲にタイトルやアーティスト名などを自動付与できる。また、670SDが2ウェイ2スピーカーのスピーカーが付属するのに対し、870SDは3ウェイ3スピーカーとなっている。 アンプの最大出力は2モデル共通で15W×2ch。高効率のデジタルアンプを備えている。また、圧縮音楽の失われた高域を補完する「リ.マスター」や、低音増強技術「D.BASS」も内蔵。別売のユニバーサルドック「SH-PD9」を使用することで、iPodの楽曲再生や充電にも対応する。 DACはMASH(1bit DAC)を採用。SDカードに収録したAAC/MP3/WMA楽曲の再生も行なえる。870SDのスピーカーは14cm径ウーファ、1.9cm径ソフトドームツイータ、1.5cm径ピエゾタイプのスーパーツイータを搭載。670SDは10cm径ウーファ、6cm径ツイータを採用している。
メインユニットの外形寸法/重量は共通で、175×337×240mm(幅×奥行き×高さ)で、約5kg。スピーカーは870SDが161×262×240mm(同)で、約2.7kg。PM670SDが145×217×240mm(同)で約2kg。
□ニュースリリース
□松下電器のホームページ
(2008年3月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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