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ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社(ワーナー・ホーム・ビデオ)は、発売を延期していたBlu-ray Disc版「ブレードランナー ファイナル・カット(2枚組)」の発売日を6月11日に決定した。価格は4,980円で変更は無い。 また、同日には新たにDVD「ブレードランナー ファイナル・カット スペシャル・エディション(2枚組)」もリリースする。価格は3,980円。 なお、同作品のDVD版は、5種類の本編を収録した5枚組の「アルティメット・コレクターズ・エディション」(初回限定生産/SDY-18467/14,800円)や、フィギュアが付属する「アルティメット・コレクターズ・エディション・プレミアム」(1万セット限定/SDY-14484/24,800円)が2007年12月14日に発売されているが、今回のDVDは「ファイナル・カット版」本編のみを収録した2枚組となる。
BDビデオ版も2枚組。本編ディスクには英語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、中国語の字幕を収録。特典ディスクにはSD解像度の映像となるが、3時間半以上の長編ドキュメンタリー「デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー」も特典映像として収録する。また、音声特典としてリドリー・スコット監督によるものと、脚本/製作総指揮のハンプトン・ファンチャーや脚本家らによるもの、ビジュアル・フューチャリストのシド・ミードや特殊撮影効果などのスタッフによるものの、合計3種類のコメンタリーを収めている。 DVDビデオ版は本編ディスクと特典ディスクの2枚組。特典ディスクにはBDビデオ版と同じく、長編ドキュメンタリーを収録する。3種類のコメンタリーも収めている。 SF映画の金字塔「ブレードランナー」は、フィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作とした映画。同作品には多くのバージョンが存在するが、「ファイナル・カット」ではデッカードのナレーションが無くなり、うどん屋のシーンが短く、スピナーのワイヤーが消され、ユニコーンシーンが1カット追加されているなど、細かな編集が加えられている。 舞台は2019年。酸性雨が降りしきるロサンゼルス。強靭な肉体と高い知能を併せ持ち、外見からは人間と見分けが付かないアンドロイド“レプリカント”5体が、人間を殺して逃亡していた。解体処分が決定した5体を処刑するため、レプリカント専門の賞金稼ぎ「ブレードランナー」であるデッカード(ハリソン・フォード)は、単独追跡を開始するのだが……。
デッカードとレプリカントのリーダーであるロイ(ルドガー・ハウアー)が対峙するクライマックス・シーンや、東洋と西洋の文化が入り乱れカオスと化した未来都市ロサンゼルスの描写は、後のSF映画に大きな影響を与えた。
□ワーナー・ホーム・ビデオのホームページ
(2008年4月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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