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株式会社東芝は、デジタル家電やパソコン向けにメディアストリーミング処理能力を高めたプロセッサ「SpursEngine SE1000(BXA32110XBGN)」のサンプル出荷を8日より開始した。サンプル価格は1万円。
SpursEngineは、フルHD対応のMPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264ハードウェアエンコーダとデコーダに、PLAYSTATION 3に採用されているCell Broadband Engineと同じSPEコアを4基(PS3は8基搭載)組み合わせた映像処理プロセッサ。 効率的かつ柔軟な映像処理を、Cellより小規模な回路設計で実現可能。動作周波数1.5GHz、消費電力10W台で、高度なメディアストリーミング処理が行なえるという。東芝ではパソコンやデジタル家電、各種融合商品などでの採用を目指しており、今後3年間で600万個の出荷を計画している。 また、あわせてSpursEngineを搭載したリファレンスボードと、ソフトウェア開発用の基本ソフトやライブラリをセットにしたリファレンスキット「BXK005000」も提供開始した。 同キットは、コーレルやサイバーリンク、リードテックらと共同開発。今後SpursEngineを核としたバリューチェーンを構築し、セットメーカーへの拡販を目指すという。 □東芝のホームページ ( 2008年4月8日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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