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米Adobe、「Adobe Media Player 1.0」の無償提供を開始
-「BIGLOBEストリーム」でもAIR採用の再生ソフト


Adobe Media Player 1.0

4月9日発表


 米Adobe Systems(Adobe)は9日、動画配信に対応するFlashプレーヤーソフト「Adobe Media Player 1.0」の無償ダウンロードを開始した。対応OSはWindows XP/VistaとMac OS X 10.4.9~4.11、10.5.1~5.2。

 Flash形式の動画ファイルをストリーミング/ダウンロード再生が可能なプレーヤーソフトで、発表当初は2008年初頭に無償配布を行なうとアナウンスされていた。

 同社が開発したパソコン向けアプリケーション実行環境「AIR」(Adobe Integrated Runtime)を採用し、AIRを利用した他のアプリケーションとの連携などが可能。1080p/720p/480iの映像表示に対応する。

 Adobe Media Playerの画面内に、提供されている動画が一覧で表示されており、ソフト上でストリーミング/ダウンロード再生とコンテンツの管理が行なえる。現在はCBSやMTV Networks、Universal Music Group、PBSなどがテレビ番組などのコンテンツを提供しており、無料で視聴できる。


一覧からサムネイルを選ぶと、画面がスライドして再生が始まる。全画面再生も可能 動画のカタログページ

 コンテンツ提供者にとってのメリットとして、サーバー上から視聴者数や視聴回数のチェックなどが可能。ストリーミング再生時だけでなく、ダウンロードしたファイルのオフライン時の再生回数などもチェックできるため、視聴者のニーズに合ったコンテンツが判断しやすいという。コンテンツ提供者の要望に応じて、動画にDRMを付加することもできる。



■ 「BIGLOBEストリーム for Adobe AIR」も公開

 同じくAdobeのAIRを用いたソフトとして、動画配信サービス「BIGLOBEストリーム」の映像を、サムネイルから選択して再生できるプレーヤー「BIGLOBEストリーム for Adobe AIR」のテスト版がBIGLOBEストリームラボにおいて9日より公開されている。

 現在は2種類のプレーヤーが公開。いずれもサムネイルをクリックすることで再生できる。なお、コンテンツはテスト用のものが公開されている。プレーヤー1では、フォルダをドラッグ&ドロップすることで、フォルダ内の動画/静止画ファイルを連続再生することも可能。

 パソコンにAIRがインストールされていない場合でも、ランタイムとアプリケーションを一括してインストール可能となっており、OSを問わず利用できる。


プレーヤー1 プレーヤー2


□米Adobeのホームページ(英文)
http://www.adobe.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/
pressreleases/200804/040908AMP.html

□BIGLOBEストリームのホームページ
http://broadband.biglobe.ne.jp/
□ニュースリリース(BIGLOBEストリーム for Adobe AIR) http://www.biglobe.co.jp/press/2008/04/080409-2.html
【2007年9月14日】アドビ、Premiere Pro CS3でP2カムにネイティブ対応
-「Adobe Flash Player」ベータ版は今秋公開
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070914/adobe.htm
【2007年4月18日】米Adobe、動画配信対応の「Adobe Media Player」
-Flashのストリーミング/ダウンロード再生対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070418/adobe.htm

( 2008年4月9日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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