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加賀電子、BrilliantColor搭載のDLPデータプロジェクタ
-ランプ寿命4,000時間のコストパフォーマンスモデルも


KG-PS232Xh

5月中旬発売

標準価格:134,800円~319,800円


 加賀電子株式会社の連結子会社、加賀コンポーネント株式会社は、TAXANブランドのDLPデータプロジェクタ2シリーズ4モデルを5月中旬に発売する。製品ラインナップと価格は下表の通り。

シリーズ 仕様 型番 価格
PS200シリーズ 解像度1,024×768ドット
BrilliantColor搭載
輝度3,000ルーメン
KG-PS232Xh 319,800円
解像度1,024×768ドット
BrilliantColor搭載
輝度2,500ルーメン
KG-PS232X 259,800円
PV100シリーズ 解像度1,024×768ドット
BrilliantColor搭載
輝度2,000ルーメン
KG-PV131X 159,800円
解像度800×600ドット
BrilliantColor搭載
輝度2,000ルーメン
KG-PV131S 134,800円

BrilliantColorを採用

 両シリーズとも、Texas Instrumentsの色彩深度向上技術「BrilliantColor」を搭載し、中間色の再現性を向上。「PS200シリーズ」はオートフォーカスなども備えた上位モデルで、「PV100シリーズ」は、4,000時間の長寿命ランプを採用したコストパフォーマンスモデル。

 いずれもDMDチップは0.55型で、解像度はKG-PS232Xh/PS232X/PV131Xが1,024×768ドット、KG-PV131Sが800×600ドット。輝度はPS232Xhが3,000ルーメン、PS232Xが2,500ルーメン、PV131X/Sが2,000ルーメン。コントラスト比は2,000:1で共通。


KG-PS232Xh


PV100シリーズ。本体カラーの一部がPS200と異なる

 レンズは光学1.15倍マニュアルズームレンズ(F2.45~2.62)で、PS200シリーズはオートフォーカス、PV100シリーズはマニュアルフォーカス。ランプ出力はPS200シリーズが230W、PV100シリーズが200W。投射サイズは、31.3型(投射距離1.2m)~300型(同10.2m)で4機種共通。

 電源ON後に約18秒で投射可能なクイックスタート機能や、自動台形補正など、従来モデル同様の機能を搭載。PS200シリーズは、電源ボタンを押した後に2ステップでフォーカスまで調整できる。騒音は33dBで、PS200シリーズのみ備えている省電力モード時は30dB。

付属リモコン

 PV100シリーズは4,000時間の長寿命ランプを採用。天吊りなど、ランプ交換が容易に行なえない設置の場合にも適しているという。

 映像入力はアナログRGB(D-Sub 15ピン)が2系統と、S映像/コンポジットを各1系統装備。ステレオミニのアナログ音声入力も備える。本体に出力0.5Wのモノラルスピーカーも搭載。リモコンやソフトケースなどが付属する。


従来機種「U6-232X」(左)とKG-PS232Xh(右)の比較。特に黄色の再現性や階調表現などに違いが出ている

他社製液晶プロジェクタ(左)との比較。中央の液晶モニタ(三菱電機製/デフォルト設定)に色が近いことで「忠実な色表現」をアピール

【主な仕様】
  KG-PS232Xh KG-PS232X KG-PV131X KG-PV131S
パネル 0.55型DMD
パネル解像度 1,280×720ドット 800×600ドット
光源 230W 200W
輝度 3,000ルーメン
(省電力時は約80%)
2,500ルーメン
(省電力時は約80%)
2,000ルーメン 2,000ルーメン
コントラスト比 2,000:1
レンズ 1.15倍マニュアルズーム/オートフォーカス
(F2.45~2.62)
1.15倍マニュアルズーム/マニュアルフォーカス
(F2.45~2.62)
映像入力 アナログRGB(D-Sub 15ピン、コンポーネント兼用)×2
S映像×1
コンポジット×1
その他接続端子 モニター出力(D-Sub 15ピン)×1
アナログ音声入力(ステレオミニ)×1
RS-232C×1
消費電力 300W 245W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
260×210×58mm
重量 約1.9kg



■ 「PCモニタと同じ色」で訴求

 BrilliantColorを採用したことついて加賀コンポーネントのプロジェクター事業部 マーケティング統括部 マーケティング&コミュニケーション マネージャの遠藤一正氏は「『会社の液晶モニタとプロジェクタでは色が違う』という声をこれまで多く聞いていた。会場でのデモを例に、従来モデルや液晶プロジェクタと比べ、“どちらが良い色”ではなく、どれだけ忠実に色を再現しているかを見て欲しい」とした。

 市場については、米国でBrilliantColorが採用された2006年に、720pプロジェクタの売上でDLPが液晶を逆転したという調査を元に「我々の成長も期待できる」と自信を見せた。なお、新製品4機種の投入により、国内総出荷台数は約15,000台を目指す。


遠藤一正氏 米国での720p DLP/液晶プロジェクタの売上を比較した調査


□加賀電子のホームページ
http://www.taxan.co.jp/
□加賀コンポーネントのホームページ
http://www.kgcompo.co.jp/
□ニュースリリース
http://jp.taxan-projector.com/releases/080415a.php
□製品情報(PS200)
http://jp.taxan-projector.com/product/ps200_series/index.html
□製品情報(PV100)
http://jp.taxan-projector.com/product/pv100_series/index.html
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【2007年1月16日】加賀電子、無線LAN対応のDLPデータプロジェクタ
-「TAXAN」ブランド第2弾「PSシリーズ」3モデル
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070116/kaga.htm
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-「U6」シリーズ。2007年春/秋に高機能モデルを予定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061121/kaga.htm
【2006年2月23日】プラスビジョン、プロジェクタ事業を加賀電子に譲渡
-「PLUS」ブランドやDLPプロジェクタ開発は継続
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060223/plus.htm

( 2008年4月15日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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