Blu-ray試験レンタル、期間中の平均貸出件数は1枚あたり4.4回 －研究会が発表。「反応が予想以上にあった」

「どんなBDソフトを観たいか?」というアンケートへの回答

4月16日発表

　ブルーレイレンタル研究会は、BDビデオの普及や、レンタルの推進について共同研究や意見交換を実施するもの。レンタル事業者はTSUTAYAやゲオなど17社。映像コンテンツ事業者はウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンの3社。機器メーカーはソニーと松下電器の2社が参加している。なお、3月からBDレンタルを開始したTSUTAYAは、この試験レンタルには参加していない。

　試験レンタルは、ゲオやカジ・コーポレーション、三洋堂書店など、レンタル1事業者につき2店舗、合計26店舗で実施。ソフトは「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」や「レミーのおいしいレストラン」など、15作品が1作品につき2枚、店頭に並べられた。

　その結果、1枚あたりの平均貸出件数は4.4回。ただし、2007年10月以降に発表された新作ソフトは8.1回と2倍近く多く、逆に旧作は3.1回となった。新作貸出の需要が旧作よりも高い傾向はDVDレンタルと同様で、「貸出件数の地域間格差は特に見られなかった」(研究会)という。

　また、実施した店舗からは「利用者からの反応が予想以上にあった」、「インターネットで探して来店した利用者もいた」、「特に新作ソフトの貸出が好調だった」などの声があったという。さらに、店頭で利用者にアンケートも実施。計391名が回答し、平均年齢は32.7歳。男性が70%、女性が30%で、未婚者が53%、既婚者が47%だったという。

　「BDへ期待することは何ですか?」というアンケートには、「高画質での視聴」(43%)、「高音質での視聴」(28%)、「高画質での保存」(14%)、「長時間録画」(11%)などの声が多く、「インタラクティブ機能」は3%に留まっている。「どんなBDソフトを観たいか?」という質問には、「アクション」が最も多く24%。次いで「SF」(12%)、「アニメ」(11%)、「ドラマ」(10%)、「CGアニメ」(8%)などが続く。「アダルト」と答えた人も3%いた。

　「今後のBDソフトに期待することは?」の問いには、「レンタル店での取り扱い」が32%で最も多く、「発売タイトルの増加」(24%)、「ソフトの低価格化」(23%)、「機器の低価格化」(21%)と続いている。研究会はこうした結果を踏まえ、「消費者がより容易にBDソフトを楽しめる環境を整備すべく、レンタルBDソフトの普及に関する各種活動を進めていく」としている。

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(2008年4月16日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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