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株式会社アイ・オー・データ機器は、地上デジタル放送の視聴/録画に対応したPCI Express接続のテレビチューナカード「GV-MVP/HS」を発売する。価格は22,050円。B-CASカードの発行認可を受け次第出荷する予定で、5月中旬頃から販売される見込み。対応OSはWindows XP/Vista。PCI接続やUSB接続モデルも開発中だという。
地上デジタル放送の受信/録画に対応するパソコン向けのテレビチューナカード。従来は、パソコンにおける地上デジタル放送の録画については、著作権保護の観点から、チューナカードの単体販売が許可されていなかったが、その規制が緩和されたため、単体で販売可能となった。 パソコンとはPCI Expressで接続。地上デジタルチューナ基板とB-CASカード用基板を1スロットに収めている。地上デジタルチューナにはシリコンチューナを採用している。 ハイビジョン映像を美しく再現するという「Super Live Creationエンジン」を搭載。オリジナルのデコードアルゴリズムを用いて、なめらかでシャープな動画再現を可能とするほか、CPU負荷も低減しているという。
視聴/録画ソフトも新開発の「mAgicTV Digital」を採用。インターフェイスは、アナログ放送用の「mAgicTV 5」を踏襲し、マウス操作にこだわり「パソコンの前でテレビを楽しむユーザーをターゲットに開発した」という。録画したコピーワンス番組は、SD解像度に落としてDVDへのムーブが可能。Blu-ray DiscへのHD/SD解像度のムーブは非対応だが、対応は予定している。編集には非対応で、こちらのアップデート対応は「検討中」とのこと。なお、ダビング10には対応予定。 EPGやデータ放送や字幕放送に対応。EPG画面は新デザインの「mAgicガイドDigital」を採用し、「おまかせ録画」機能も搭載。キーワードや放送局、ジャンルなどを絞り込み録画予約を行なえる。番組追従録画機能や、EPG情報に連動した自動録画停止機能なども搭載する。古い番組を自動的に削除してHDD録画容量を確保する機能も備える。 USB 2.0などの外付けHDDへの録画も可能だが、LAN接続のHDDへの録画は非対応。今後の対応については「検討中」としている。なお、「GV-MVP/HS」の2枚同時利用はできないが、アナログ放送用の「GB-MVPシリーズ」との併用は可能となっている。録画番組の再生には「mAgicTVPlayer Digital」を利用。レジューム再生に対応している。 カードの外形寸法は、125×95.3×14mm(幅×奥行き×厚み)、重量は約90g。地上デジタル用B-CASカードなどが付属する。 対応CPUは、Pentim 4 2.6GHz以上、Pentium D 2.66GHz以上、Core 2 Duo E4300(1.8GHz)以上、Athlon 64 X2 3800+(2GHz)/Athlon64 3500+(2.2GHz)以上で、HDCP対応のビデオチップを搭載したPCでの利用を推奨。デジタル接続時には、ディスプレイもHDCP対応のDVIもしくはHDMIが必須となる。ただし、映像出力をマザーボードからのオンボード出力で行なっている場合、SD解像度に落とすことでアナログRGBから出力は可能。ただし、ビデオカードを接続した環境ではSD解像度に落としてもアナログRGB出力は行なえない。なお、ディスプレイのHDCP、GPUのCOPP対応をチェックするツールもこちらのページで配布されている。 □アイ・オー・データ機器のホームページ ( 2008年4月23日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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