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株式会社エイチアイは12日、オーディオ機器向けの3DグラフィックスUI(3DUI)ソリューションの開発を完了したと発表。5月中旬よりリファレンスアプリケーションパッケージと共に提供する。 同社が既に提供している3DUI「MascotCapsule UI」に、アルバムジャケット画像を利用した3D演出や、楽曲データベースを視覚化する機能を加え、オーディオ機器向けソリューションとして開発。これに加え、楽曲情報などのデータベース処理能力向上を可能にするという株式会社日立製作所が持つ組み込みデータベース「Entier」(エンティア)を組み合わせたリファレンスアプリケーションの提供も行なう。
この3DUIソリューションにより、デジタルオーディオ機器メーカーは付加価値の高い製品を短期間で開発できるという。また、リファレンスアプリケーションパッケージを活用することで、操作履歴を基にして個人の趣味・嗜好を考慮し、好みのアーティストやアルバム順にジャケット写真を並び替えるといったUIのパーソナライズが可能。さらに、個人の嗜好に合った新譜情報のレコメンドを行ない、楽曲購入サイトに誘導するといったアプリケーションも容易に実装できるとしている。 エイチアイは、コンテンツ管理/検索エンジンとして採用した日立のEntier向けに3DUIソリューションを最適化。コンテンツ量が増えてもストレスの無い快適なUIを実現したという。 今回の開発パッケージは、5月14日~16日に東京ビッグサイトにて行なわれる「ESEC2008」において、株式会社メディアクリックのカーオーディオ/ポータブルオーディオ向け楽曲情報データベース「MUSIC SEL」と組み合わせたデモ実装版(機能限定版)として日立とエイチアイの各ブースで展示予定。また、今秋開催されるCEATEC JAPAN 2008では同パッケージのフル機能版に一部機能を追加した形で展示するという。
□エイチアイのホームページ ( 2008年5月12日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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