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株式会社ピクセラは、PC向けの単体デジタルチューナカードの新モデルとして、地上デジタルに加え、地上アナログチューナも内蔵したデジアナモデル「PIX-DA022-PP0」を5月23日に発売する。価格はオープンプライス。直販価格は27,800円。接続はPCI。対応OSはWindows Vistaで、XPへの対応は予定していない。
同社は地上デジタルのみ対応の「PIX-DT050-PP0」(オープン/直販24,800円)を14日から販売、地上/BS/110度CSデジタル対応の3波チューナモデル「PIX-DT012-PP0」(オープン/実売29,800円)を17日に発売予定だが、それに続く3モデル目。地上デジタルとアナログチューナを各1基搭載しているが、BS/110度CSデジタルチューナは備えていない。 地上デジタルを視聴しながら、地上アナログで裏番組を録画したり、逆にアナログで視聴しながらデジタルで裏番組録画も可能。デジタルとアナログの2番組同時録画もサポートしている。予約録画時にはデジタル/アナログのどちらで録画するかが選択できる。 カードは、B-CASカードスロット部が別ボードになったタイプ。既発表のモデルと同様に、録画/視聴用ソフトとして「StationTV」を同梱。アナログとデジタル放送の視聴/録画を1つのソフトから行なえる。 同社はデジアナモデルの利点として、「アナログ放送ならば、編集・オーサリング・コピーが自由にできる」ことや、地上デジタルの難視聴地域で、デジタル放送が受信できるようになるまでの期間でも柔軟に使用できることをアピールしている。なお、映像編集やオーサリング用ソフトは付属していない。 ハードウェアエンコーダを内蔵しており、アナログ放送をMPEG-2形式で録画が可能。コンポジット、S映像入力端子も備えているため、従来のアナログテレビキャプチャカードと同じように、アナログ映像コンテンツのPCへの取り込みも行なえる。 そのほかの機能は、地デジのみ対応の「PIX-DT050-PP0」とほぼ同じ。タイムシフトや、視聴履歴からいつも見ている番組の放送開始前に告知する「いつもの機能」などを装備。 デジタル放送はTS録画が可能。アナログは352×240ドット~720×740ドット、1~15Mbpsで録画クオリティを指定可能。EPGの表示や、それを使った番組検索、録画予約などが可能。StationTVがタスクトレイに常駐した状態であれば予約録画は自動追従に対応。スポーツ中継などで、録画している番組が突然別のチャンネルに移行して継続放送されるイベントリレーにも追従できる。 録画は内蔵、およびUSBなどの外付けHDDにも可能。録画先として複数のHDDを、優先度を付けて指定し、空き容量が少なくなった場合でも録画を途切れさせずに、余裕のあるHDDに切り替えて継続録画する「リリーフ録画」機能も利用できる。 なお、録画したデジタル放送のムーブは、SD解像度に変換後、DVDへのみの可能。ただし、発売当初は対応しておらず、後日アップデートでの提供となる。
対応CPUは、Core Duo T2400(1.83GHz)以上で、E4300(1.80GHz)やT7100(1.80GHz)、AMD Athlon 64 X2 3800+(2.0GHz)以上を推奨。メモリは1GB以上(2GB以上を推奨)。デジタル放送の表示にはビデオカードのCOPP対応ドライバや、HDCP対応のディスプレイなどが必要となる。NVIDIA GeForce 7600以降、ATI Radeon X1600以降、Intel i965G 内蔵グラフィックス以降で、推奨環境はGeForce 8400、Radeon HD2400、G35内蔵グラフィックス以上となる。音声出力はアナログのみ。
□ピクセラのホームページ
(2008年5月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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