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松下電器産業株式会社は、8月8日より開催される北京オリンピックに向け、「SDハイビジョンムービー」のスペシャルモデル「HDC-SD8K」を日本代表選手団に150台提供する。東京 渋谷区の岸記念体育館において2日、贈呈式を開催した。 ■ 赤いハイビジョンムービーを五輪選手団に提供
パナソニックAVCネットワークス社 ムービービジネスユニット 事業企画グループ グループマネージャーの南雲忠氏は、同社のオリンピック関連活動の歴史を説明。「オリンピックのトップスポンサーとして、北京オリンピックに向けてマーケティング活動を展開していく。'98年以来のカルガリー五輪以降、20年間にわたりサポートしており、昨年は2016年の夏季オリンピックまでの長期パートナーに調印した。技術を通じて、オリンピックの成功に貢献していきたい」と訴えた。
また、4年前のアテネと比較し、デジタル放送のエリア拡大や、薄型/大型テレビの普及など「国内におけるフルハイビジョン環境が進んだ」とし、「VIERAもハイビジョンからフルハイビジョンに、DIGAもBD/DVDへのハイビジョン記録が可能になった。また、“ビエラにリンク”により、フルハイビジョンを身近にしている。北京に向けてフルハイビジョンでオリンピックを見る/録る、とテーマにマーケティング活動をしている。さらに、フルハイビジョンで取れるムービーカメラも好評いただいている」と、同社製品のフルハイビジョン対応をアピール。 さらに、「駆動部が無く温度変化や粉塵に強い」、「高速起動」、「小型軽量」というSDカードの特性を挙げ、「こうした特長から、北京オリンピック日本代表に使っていただくには最適。赤いSDハイビジョンムービーを、フォームチェックや競技撮影などで活用してほしい」と語った。
選手団に提供される「HDC-SD8K」は、2007年8月発売の「HDC-SD7」をベースに、ボディカラーをレッドとし、専用のグリップベルトを追加したスペシャルモデル。選手団への提供のほか、松下グループの直販サイト「パナセンス」でも6月27日より販売する。価格は128,000円。 ボディカラーとグリップベルトが追加されているほか、予備バッテリやキャリングケース、キャリングポーチも付属する。ボディカラーが赤となっているのは、「選手の熱い魂をイメージした(南雲グループマネージャー)」という。 そのほかの仕様はHDC-SD7とほぼ共通。SDメモリーカードに1,920×1,080ドットのMPEG-4 AVC/H.264動画記録が可能で、8GBのSDHCカードが付属。レンズは光学10倍ズームのライカディコマーレンズ(F1.8~2.8)で、35mm換算の焦点距離は動画時で42.9~429.0mm(16:9)。外形寸法は56×87×110mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は約310g。
■ アニマル浜口さんも日本選手団にエール
HDC-SD8Kは、オリンピック日本代表のレスリング、ソフトボール、柔道、水泳 競泳チーム、ミズノトラッククラブ(室伏広治選手、末續慎吾選手、成迫健児選手)、セントラルスポーツ(富田洋之選手、鹿島丈博選手)などに150台提供される。 贈呈式には、北京オリンピック日本代表選手団団長で、日本レスリング協会会長の福田富昭氏と、女子レスリング55kg級日本代表の吉田沙保里選手、72kg級日本代表の浜口京子選手が参加。 福田団長は、「SDカードでムービー。いままでぜんぜん知りませんでしたが、すばらしい時代になったと思います。これで選手の活躍が見られ、また、選手たちみなが思い出を記録できる。オリンピックは厳しい戦いになります。その厳しさ、強さ、弱さ、失敗、成功、勝利、それらがひとつのメモリーのなかに収められて、将来の糧になる。それを楽しみにしている。しっかりとした成績を残すのがわれわれの立場」とオリンピックへの意気込みを語った。 SDムービーを手にした、吉田選手は「とても軽く。撮った映像をすぐに見られるのが良い」とコメント。浜口選手は「とても小さく、練習にもプライベートにも使いたい」と語った。
また、司会者から、「ある方から応援のビデオメッセージをお預かりしています。どなただと思います?」との問いかけに吉田選手は「わかりません」と即答。しかし、浜口選手は「なんとなく見当が……」と戸惑いの表情。 VIERAにSDカードを挿して、再生が始まると、お約束ともいえる、アニマル浜口さんがVIERAの画面上に登場。「沙保里ちゃん、京子、コンディションはどうですか。私は絶好調です。これからオリンピック本番に向けて、SDカードムービーを使って準備は完璧だ。でも気合は忘れないでね」とのメッセージの後、「ヴァッハハ」というテレビからの笑い声にあわせ、会場の背後からも野太い笑い声が響き渡り、アニマル浜口さん本人が現れた。
HDC-SD8Kを手にしたアニマルさんは、「赤いボディが格好いい。また絵がきれい、京子見て、沙保里ちゃん見て」とアピール。さらに、「技術練習やスパーリングを撮って、研究する。いいねー。金メダル量産ですね。ヴァッハハ」と熱いメッセージを贈った。 最後に日本選手団にエールをとの依頼に、「パナソニックで撮る。金メダルも取る。いくぞ~」と、恒例の「気合だ!」を連呼。さらに「金メダルだ!」も付け加えて連呼、会場を盛り上げた。
□松下電器産業のホームページ ( 2008年6月2日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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