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総務省の情報通信審議会 情報通信政策部会の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会 第39回」が13日に開催された。 同委員会での合意をもって開始日が決定する、地上デジタル放送の新しい録画ルール「ダビング10」については、日時決定とはならなかったが、(関係者から構成されるフォローアップWGにおいて)「タイミング感は共有している」(村井主査)とした。 同委員会の委員で、フォローアップWGの主査を努める慶應義塾大学の中村伊知哉教授は、同WGの活動について報告。委員会の主査を務める慶應義塾大学の村井純教授と中村委員が、メーカーや権利者、放送局などの代表からなるWGの構成員と個別のヒアリングを行ない、かつ、13日にもWGを開催したという。「しかし、今日の時点ではダビング10開始には合意には至っていない」と報告。ただし、「合意形成に向けて真剣に取り組んでおり、早期に実現をという点は一致している」と説明した。 村井主査は、「現時点で委員各位の合意は得られていない。しかしはっきり申し上げたいことが2点ある。1点は昨年の答申について。この中に記述されていることについて、否定する人はいない。完全な合意ができている。ダビング10の早期に実現したいという“タイミング感”、これも共通の認識である。これは間違いないと申し上げられる」と話し合いの進捗を報告。 「WGで接点を見つけるための努力をそれぞれの立場でやっている。私は絶対にこの場でダビング10の開始についてコンセンサスが得られると確信している。明日以降、今日のこの後も含めて、中村主査と構成員の皆さんと合意にむけて取り組む。(当初予定日時が委員の誕生日だったという前回の委員会のジョークを踏まえて)いろんな誕生日があるんですけど、皆さんのご協力をお願いしたい」と説明した。 □総務省のホームページ ( 2008年6月13日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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