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マイクロソフト株式会社が、Windows Vistaにおける日本の地上デジタル放送対応を発表したことを受けて、NECエレクトロニクスやNXPセミコンダクターズなどの半導体メーカーが、デジタルテレビチューナ/キャプチャカード用LSIにおけるVistaの地デジ録画対応を推進することを発表した。 マイクロソフトは、Windows VistaのHome PremiumおよびUltimateにおいて、地上デジタル放送の視聴/録画を可能とする拡張パック「Windows Media Center TV Pack」を年内に提供する。半導体メーカーは同TV Packに半導体ソリューションを対応させることで、PCメーカーやチューナカードメーカーの開発工数削減や、コスト低減などを目指す。 ■ NECエレクトロニクス NECエレクトロニクス株式会社は、デジタル/アナログテレビ放送パソコン用MPEGエンコードLSI「μPD61253」をVistaのWindows Media Center TV Packに対応させる。新たにμPD61253の駆動用ソフトウェアをWindows Media DRMに対応とした。 同社では、μPD61253を月産10万個規模で量産出荷しているが、今回のソリューション追加などによる需要拡大を予想。2008年内に月産30万個程度までの拡大を見込んでいるという。新ソリューションを組み込んだ「μPD61253」のサンプル価格は4,000円/個。 ■ NXP NXPセミコンダクターズは、PC用テレビキャプチャ/エンコードLSIの「SAA7163」シリーズで「TV Pack」に対応する。 SAA7163シリーズのPCI Express用チップ「SAA7163FE」は、アイ・オー・データ機器の「GV-MVP/HS」に採用されている。さらに、PCI用チップ「SAA7163CE」やUSB用の「SAA7163JE」も量産体制に入っているという。 □NECエレクトロニクスのホームページ ( 2008年6月19日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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