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三菱、非圧縮無線伝送の薄型テレビ「REAL」を年内発売
-四角いBDレコーダも。設置の自由度を訴求


8月19日発表


 三菱電機株式会社は19日、液晶テレビ「REAL」の薄型モデルと、Blu-ray Discレコーダ「REALブルーレイ」のコンセプトモデルを発表した。2008年の秋に正式発表し、年内に発売予定としている。価格は未定。

モニター部の厚みは40mm

 REALコンセプトモデルは、1,920×1,080ドットのフルHDパネルを搭載したモニター部と、地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載したチューナ部から構成される。このモニター部とチューナ部の間を無線方式で映像/音声伝送し、チューナ/モニターともに電源ケーブル以外のケーブル接続を不要とすることで、壁掛けや壁寄せ設置など「レイアウトフリー」としたことが特徴。

 無線方式の詳細は、明らかにしていないが、非圧縮で映像/音声を伝送できるとしている。また、「Wireless HDではない」としている。ただし、遮蔽物に強く家庭内での利用に適した方式を採用しているという。なお、今回の展示機ではモニター部には無線受信機能が実装済み。チューナ部の基本設計は完成しているが、展示機では筐体には収めていなかった。

 モニター部は、独自の光沢液晶パネル「DIAMOND Panel」を採用するほか、スピーカーにもDIATONEの音響技術を多数導入し、音質の向上を図っている。無線用のアンテナもモニターに内蔵している。今回の展示機の厚みは40mm。40型以上での製品化を予定しており、専用のモニタースタンドも用意する。


コンセプトモデルの利用イメージ デザインコンセプト

 チューナ部はスクエアなデザインを採用し、「家具や調度品にマッチするデザインにした」という。

 BDレコーダもチューナに併せたスクエアなデザインとしており、詳細な仕様は未定だが、「HDDやチューナを内蔵し、レコーダとしての基本機能は搭載する」としている。なお、BDレコーダには無線伝送機能は内蔵しておらず、チューナにHDMIで接続して利用する。

 BDレコーダは、「単体販売するかREALとセット販売とするか、現時点では決定していない」としながらも、「製品のコンセプトを考えると、セットで無線のコンセプトを訴求していきたい」とする。

 無線化によりモニターから離れた位置に設置できるため、AVラックの外にも設置可能。「ソファサイドなどにおけば、BDディスクの入れ替えなどを手元で行なえる」など、新しい設置スタイルを提案していくという。

【訂正】
 記事初出時に「展示機は実働していなかった」としておりましたが、チューナの筐体に基板が入っていないものの、別途用意した基板から、モニター部に無線伝送を行なっていました。
 また、「BDレコーダに無線伝送機能を備えている」としていましたが、レコーダには無線機能は備えておらず、チューナとHDMI接続することとなります。お詫びして訂正いたします。(8月20日追記)

左がBDレコーダ、右がチューナ 専用のフロアスタンドも用意する

□三菱電機のホームページ
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2008/0819-c.htm
□関連記事
【8月19日】三菱、動的コントラスト15,000:1の液晶「REAL」
-オートターンも搭載。薄型REALやBDレコーダも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080819/mitsu1.htm

( 2008年8月19日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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