◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
松下、コントラスト1万:1の103型プラズマ「VIERA」
-実売560万円。VIERA Link強化でSTB制御も可能に


TH-103PZ800
8月26日より受注開始

標準価格:オープンプライス


 松下電器産業株式会社は、プラズマテレビ「VIERA」の103V型モデル「TH-103PZ800」を発売する。受注生産となっており、8月26日より注文受付を開始。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は560万円前後の見込み。

 暗所コントラスト1万:1を実現するパネルを採用したプラズマテレビ。チューナを内蔵しているが、スピーカーは別売(推奨:SC-HT7000)。パネル解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。同社が掲げる「シネマライブ画質」を実現するため、x.v.Colorに対応し、HDTVの色規格を100%カバーするパネルを開発。Deep Colorにも対応している。

 前面ガラス表面の拡散効果を低減させるとともに、外光の映り込みの明るさを低減する「クリアピクチャーパネル」を採用。動画解像度は900本以上。デジタル信号処理による3次元色空間補正やコントラスト補正も行なっており、輝度や色などの映像情報を高密度に検出。シーンに応じた彩度、輝度、色相を1画素単位のきめ細かさでリアルタイムに高画質処理するという。

 高画質回路「HDオプティマイザー」も備えており、シーンに応じたノイズ検出により、テレビ放送のMPEGノイズを低減。外部入力に対しても新開発のノイズリダクション回路を通すことで、クリアな映像を実現する。

  チューナは地上アナログ1基と、地上/BS/110度CSデジタルWチューナを搭載。デジタル放送の2番組表示が可能。HDMI入力は4系統備えており、1080/24pの入力に対応。24pで撮影/収録された映像を2-3プルダウン処理せずに表示可能。プルダウン処理をした60p表示も行なえる。なお、側面に備えたHDMI 4のみ、1080iまでの入力に制限される。

 「新フルハイビジョンPEAKSプロセッサー」を装備しており、様々な放送に対するノイズ低減や、フルデジタルでの高画質処理などを担当。EPG表示や、UniPhierのアーキテクチャを使ったMPEG-4 AVC/H.264の高画質デコード処理なども行なっており、SDカード内のAVCHD動画の再生や「アクトビラ ビデオ・フル」の再生も対応。EPGは最大19ch、12時間分の表示が可能。表示チャンネル数は3/5/7/9/11/15/19チャンネル分が切り替えられ、最大8日間分まで表示できる。番組はジャンル別に色分け表示されるほか、ジャンルやキーワード、人名などでの検索も可能。ユーザーの好みを学習し、お勧めの番組を提示するインテリジェント機能も備えている

 「VIERA Link」にも対応。HDMI接続したレコーダ「DIGA」や、ラックシアターなどとの電源/入力切り替え連動などが可能。DIGAへの録画予約などもVIERAの画面から行なえる。レコーダと接続時には、ボタン1つで見ている番組を一時停止させ、後でタイムシフト再生が可能な「番組キープ」機能が利用可能。ラックシアターでは、番組のジャンル情報に合わせてサウンドモードを自動で切り替えることもできる。

 ケーブルテレビのSTBとも連動でき、対応するSTBであればVIERAのリモコンから「ケーブルテレビを見る」を選ぶだけで、STBの操作がVIERAのリモコンから行なえるようになる。ほかにも、同社製センサーカメラと接続し、屋外などの監視が可能。「どこでもドアホン」と接続すれば、テレビを見ながら来客の確認ができる。

 SDカードスロットを備えており、SDカードムービーで撮影した1,920×1,080ドットのAVCHD動画の再生が可能。JPEG静止画表示にも対応しており、BGM付きのスライドショー再生も可能。静止画専用の画質モードである「写真モード」も用意する。

 ネットワーク機能では、「アクトビラ ベーシック」や「アクトビラ ビデオ」に対応。SD映像だけでなく、MPEG-4 AVCのHD映像をストリーミング配信する「アクトビラ ビデオ・フル」もサポートしている。

 スピーカーは別売だが、スタンダード、スタジアム、ミュージック、シネマ、ニュースの5つのサラウンドモードを備えている。付属のリモコンは使いやすさを追求した「新らくらくリモコン」を同梱。利用頻度の高い「VIERA Link」ボタンが大きくなり、中央部に配置されている。

 消費電力は1,450W。年間消費電力量は1,078kWh/年。使用電源はAC200V。入力端子はHDMI×4、i.LINK×2、D4×2、コンポジット×2、S映像×2、アナログ音声×6、アナログRGB(D-Sub 15ピン)×1。出力はS映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×1、光デジタル音声×1、ヘッドフォン×1、ファミリーイヤフォン×1などを用意。モジュラーやEthernet端子も備えている。スタンドを含む外形寸法は、241.4×87.1×174.8cm(幅×奥行き×高さ)。重量は約343kg。

□松下電器のホームページ
http://panasonic.co.jp/index3.html
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080826-3/jn080826-3.html
□関連記事
【2006年7月19日】松下、50/58/65/103型のフルHDプラズマ「VIERA」を投入
-103型は600万円前後。1080pHDMI×3やWチューナ搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060719/pana1.htm

(2008年8月26日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.