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8月29日~9月3日にドイツ・ベルリンで開催されている、欧州最大の家電機器展示会「IFA 2008」から、ヤマハ、ビクター、ケンウッドのブースを紹介する。 ■ ヤマハ
新AVアンプとして、2007年のIFAで発表され、国内でも12月に発売されたフラッグシップ「DSP-Z11」などの下位モデルに相当する7.1ch出力の「DSP-Z7」を展示。11~12月欧州発売予定で、価格は2,549ユーロの見込み。 出力は200W×7ch。HDMIを入力5、出力2系統備え、HDオーディオのビットストリーム出力に対応する。ABTの1080p対応ビデオスケーラを搭載する。Z11との違として、アンプ出力以外に、THX Ultra2 Plusに対応しない点などがある。なお、隣の展示でZ11の内部構造が公開されており、Z11の高品位なパーツをアピールしていた。 また、同時期に発売される中級AVアンプとして、HDMI入力×4、出力×2のRX-V3900も展示。価格は1,749ユーロの見込み。新GUIを採用している点が主な特徴。
■ ビクター
28日のプレスカンファレンスで新プロジェクタや液晶テレビなどを発表したビクター。ブースでは液晶の3倍速(180Hz)表示や、超薄型液晶テレビなどの技術展示を行なっているほか、超薄型液晶テレビ「SLIM LCD」も展示している。 また、AVCHD記録対応のEverio用に、近日発売するというオプションのDVDライター「SHARE STATION」新製品も展示。Everioで撮影した映像をDVDにAVCHD/MPEG-2形式で記録できるほか、HDMI出力も備え、テレビなどに出力するプレーヤーとしても利用可能なことが特徴。価格は399ユーロの見込み。
■ ケンウッド
10月にビクターとの統合を控えるケンウッドは、共同で開発したAVアンプを展示。HDMI/DSPモジュールは、ビクターとの共同出資で設立した技術開発合弁会社「J&Kテクノロジーズ株式会社」で開発され、両社による共同開発技術を採用した初のシリーズとなる。 HDMIのバージョンは1.3aで1080pアップコンバート機能も備える。DTS-HSや、ドルビーTrueHDもサポートする。出力100W×7chの上級モデル「KRF-V9300D」は599ユーロの見込み。 独自の音楽再生モード「PURE AUDIO MODE」を進化させ、2チャンネルステレオ再生時にステレオアンプと同等の音楽再生能力を実現したという点も特徴となっている。 AVアンプ以外では、日本でも発売されたKseriesの「K-1000」を展示。欧州の展示会では初の出品になるという。そのほか、カーオーディオの新製品として、Bluetooth対応モデルや、ポータブルオーディオプレーヤーとUSB接続可能な製品など、現行の新製品を展示していた。
□IFA 2008ベルリンショーのホームページ(英文) ( 2008年9月2日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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