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ヤマハ株式会社は、7.1ch AVアンプ「DSP-AX1900」を10月に発売する。価格は168,000円。カラーリングはゴールドのみ。 DSP-AX1800の後継モデルで、定格出力は130W×7ch(6Ω)。Blu-ray Discなどで採用されているドルビーデジタル・プラス、ドルビーTrueHD、DTS-HD Master Audioなどの最新オーディオコーデックのデコードに対応している。
シャーシは音質に悪影響を与える電気的ノイズと機械振動を効果的に抑え込むダブルボックス(DB)コンストラクションを採用。HDコンテンツ対応のPure Directモードや、専用カーボンシースブロックケミコン、音響コンデンサなどの搭載により音質向上を図っている。Pure Directモードは、新たに映像ソフトにも対応した。 自動音場補正機能「Y.P.A.O(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)」も装備。新たに最上位モデル「DSP-Z11」と同様のマルチポイント計測対応型に進化。複数の視聴ポイントで計測し、その結果を総合的に評価することで、調整精度を向上している。
また、ダイナミックレンジとDSPレベルを最適値にコントロールする「A-DRC(Adaptive Dynamic Range Control)」と「A-DSP(Adaptive DSP Level)」を採用し、常に最適な臨場感を再現可能としたという。 ヤマハ独自の「シネマDSP」は、高さ方向の音場データを加えた、「シネマDSP<3Dモード>」を搭載。高さの表現力を高めて、空間の再現力を飛躍的に向上させ、ホールやライブハウスなどのプログラムでは、天井や床の反射音による上下のグルーブ感を、映画再生プログラムでは立体的な表現を実現するという。DSPプログラムは合計45プログラムを備えている。 入力ソースにあわせた設定を、リモコンの専用ボタンで呼び出せる「システムメモリー」機能も搭載。前面にUSB端子も備えており、USBメモリやオーディオプレーヤー内の音楽ファイルを再生可能。別売のiPodユニバーサルドックにより、iPodの楽曲再生にも対応する。圧縮音声を高音質化する「ミュージックエンハンサー」も搭載する。 AM/FMチューナも搭載。入力端子はHDMI×4のほか、コンポーネント入力×3、D5×3、S映像×6、コンポジット×6、アナログ音声入力×11、アナログ8ch入力×1、光デジタル音声入力×5、同軸デジタル入力×3、Dock(YDS-10/11、YBA-10用)×1を装備。出力端子はHDMIと、コンポーネント、D5を各1端子装備するほか、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3、プリアウト×1、サブウーファ×1、光デジタル音声×2などを備えている。 消費電力は400W。外形寸法は435×438.5×171mm(幅×奥行き×高さ)、重量は17.1kg。リモコンや、YPAO用マイクなどが付属する。
□ヤマハのホームページ
(2008年9月10日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp/usuda@impress.co.jp]
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