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幕張メッセで9月30日より開催している「CEATEC 2008」。ソニーブースは、8月28日に発表した新BRAVIAを中心とした展示で、4月の「Display 2008」や、9月10日のディーラーコンベンションで展示された、パネル厚0.3mmの超薄型有機ELディスプレイも公開されている。 ■ 有機ELテレビやレコーダなど
ブースの約半分に及ぶスペースでBRAVIAと有機ELテレビを展示。RGB LEDバックライト搭載の「XR1シリーズ」や、世界最薄9.9mmの「ZX1シリーズ」、4倍速/240Hz駆動の「W1シリーズ」など“世界初”をアピールした内容。それぞれの新技術と、従来製品の技術を見比べて画質を確認できるようになっている。 特に、RGB LEDバックライトの技術については、シアタールームのように暗い展示スペースを専用で設置。蛍光管バックライトとの比較デモや、LEDの部分制御技術の説明などを行なっている。
有機ELでは、27型のプロトタイプや、発売中の11型「XEL-1」などを展示。27型はパネル自体は従来のものと同じだが、スタンドが片方支えタイプに変更されている。なお、27型の製品化時期は決まっていない。 11型/解像度960×540ドットで、パネルの薄さが0.3mmという超薄型有機ELディスプレイも展示されており、横から見て実際の薄さを確認できる。そのほか、曲げた状態でもフルカラー動画が表示できる2.5型の試作機が映像で紹介されている。
上位モデルの発売が始まったばかりの新Blu-rayレコーダも展示。高画質化エンジン「CREAS」の説明や、最上位シリーズのBDZ-X95/X100に搭載されている高画質処理技術「DRC-MFv3」の比較デモが行なわれている。
■ BD搭載で最小・最軽量のノートPC「VAIO type T」も
VAIOの新モデルとして、Blu-ray Discドライブ搭載で世界最小・最軽量を謳うモバイルノートPC「type T」も展示。11型液晶を搭載し、外形寸法は約279×199.8×23.5~30.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は記録型BDドライブ搭載のVGN-TT70Bが約1,310g、DVDスーパーマルチドライブのVGN-TT50Bが約1,270g。HDMI出力も備える。
2倍速記録/2層対応のBD-R/REドライブを搭載し、BDビデオ再生が可能。ワンセグチューナも内蔵する。新たにノイズキャンセル機能を搭載したことが特徴で、ノイズキャンセル対応ウォークマンと同等のイヤフォンが付属。イヤフォンのハウジング部にあるマイクで入力されたノイズの逆位相の音を出力することで、外部ノイズの低減を図っている。BDビデオ再生や、ワンセグ視聴など、全ての機能でノイズキャンセルが利用できるという。
■ そのほか
PLAYSTATION 3のコーナーでは、9月18日に開始されたネットワークサービス「Life with PlayStation」のデモを実施。宇宙から見る地球を再現し、天気情報やニュースなどの情報を取得できる「ライブチャンネル」などが体験できる。 カメラ関連では、縦型のフルHDハンディカム「HDR-TG1」や、9月11日に発表したフルサイズCMOSセンサー搭載の一眼レフ「α900」で撮影できるスペースが用意されている。
( 2008年9月30日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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