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■ NTTドコモは、プロジェクタケータイやDLNAソリューション ドコモブースでは、携帯電話に小型DLPプロジェクタを内蔵した「プロジェクターケータイ」のデモを行なっている。 TIのDLPチップセットを内蔵しており、解像度は480×320ドットで、光源にはLEDを利用。輝度は7.5ルーメン。レンズは単焦点で、暗室であれば40型超の投射が可能としている。
プロジェクタを携帯電話に内蔵することで、購入したビデオやゲームコンテンツや、携帯電話のカメラ機能で撮影した映像を多人数で楽しむことができる。バッテリ駆動も可能だが、現在の試作機でのバッテリ駆動時間は、10~15分程度となっているという。 また、携帯の内蔵カメラで撮影した映像を携帯通信網を介して伝送し、プロジェクタケータイで投射するデモも実施。電話会議などの活用事例として紹介している。 今後輝度の向上とともに、低消費電力化などに目処をつけて実用化を図るという。
また、自宅のPCやレコーダの映像や音楽ファイルを外出先のFOMA端末やPCなどからインターネット経由で閲覧できる「ポケットU」を拡張した「MH2H×ポケットU」のデモも行なわれている。 自宅のPCやレコーダの映像が視聴できるという点は、従来のポケットUと共通。ただし、ポケットUはドコモの通信網を利用して、携帯電話もしくはPCからアクセスする必要があったが、「MH2H×ポケットU」では無線LAN機能搭載の携帯電話を認証機器として利用し、携帯電話と同じLAN内のDLNA対応機器から、自宅のPCやサーバーのコンテンツを再生可能とする。 デモでは、自宅側にソニーのBDレコーダ「BDZ-A70」とPCサーバーを、外出先側にPLAYSTATION 3を用意。Windows Mobile搭載の携帯電話に専用のアプリケーションをインストールして、PS3と同一のネットワークで認証作業を行なうと、自宅のレコーダの映像をPS3から再生可能となる。 外出先や自宅のネットワークはNTTグループ以外の事業者でも問題なく、海外からも利用可能になるという。ただし、現時点ではデジタル放送録画番組のネットワーク再生には対応していない。ARIBの技術仕様上、外出先へのネットワーク配信が規定されていないほか、DTCP-IPでも経由ルータ数が決められているなどの制限があるという。ただし、実際のサービス時期にはこうした課題も解決したいという。サービス開始時期や価格については未定。
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また、株式会社Morphoと共同開発した、低解像度画像のアップコンバート技術も展示。主に、携帯電話で映像コンテンツを全画面表示する際のノイズやちらつきを軽減することを目的としている。 符号化歪みの検出と抑制に特殊な処理を盛り込み、画素補間により発生したぼけを抑えることで、映像内のノイズやちらつきを軽減。メリハリある映像にして表示する。ワンセグの320×240ドット映像などを800×480ドットの液晶ディスプレイに表示するなどの用途を想定。また、携帯電話への実装を見込み、低演算量かつ低消費電力で高画質化を図っている点も特徴としている。NTTドコモでは、2009年発売の製品への採用を予定している。
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■ auは、量産品の3.1型ワイドVGA有機ELや3D液晶 KDDIのブースでは、800×480ドットの3.1型有機ELディスプレイを出展している。コントラストは3万:1以上、輝度は200cd/m2以上。製造はSamsung SDK。すでに量産可能となっており、出展したモジュールも量産品。近日中の搭載製品発売が見込まれる。
また、3型の3Dディスプレイも参考出展されている。解像度は800×480ドットで、視差バリアにより裸眼での3D体験を実現する。通常の2Dコンテンツ表示も可能で、3D表示時には端末に内蔵した回路で2D映像の3D化を行なう。そのため。専用のコンテンツを用意する必要はない。 3D映像視聴時には、左右それぞれの目にあわせた映像を表示するため、縦側の解像度が400ドットとなる。こちらは試作品となっており、実用化の時期も未定としている。 ヤマハとのコラボレーションによる「ガッキ ト ケータイ」も展示している。
□CEATEC JAPAN 2008のホームページ ( 2008年10月2日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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