11月第1週にBDレコーダ売上数量が初めて全体の5割を突破 －GfK調査。ビデオデッキからの買い替えは3割がBD

レコーダのフォーマット別週次販売数量構成比と、BDレコーダの平均価格の推移

11月12日発表

　ジーエフケー マーケティングサービスジャパン株式会社(GfK)は12日、Blu-ray Disc(BD)レコーダの家電量販店店頭における販売動向調査の結果を発表。11月第1週に、DVDレコーダ全体に占めるBDレコーダの数量構成比が初めて5割を超える50.75%となった。

　BDレコーダの割合が増えた要因については、「9月～11月にパナソニック、ソニー、シャープが新モデルを投入し、平均価格8万円というシングルチューナモデルの登場などで、BDレコーダに対する需要を押し上げた」と分析。平均価格は6月第1週以降は11万円台で推移していたが、10月第3週以降は10万円台となり、下落を続けている。GfKは「今後も値頃感が強まることが予想される」としている。

　また、数量構成比の変動からBDレコーダの普及スピードをDVDレコーダの場合と比較。ビデオデッキ+DVDレコーダの合計に占めるDVDレコーダの割合が10%の状態から50%に達するまでの期間が82週だったのに対し、DVD+BDレコーダに占めるBDレコーダの割合が同様になるまでが53週だったことから、GfKでは「普及スピードは1.5倍」としている。

　そのほか、月次の消費者パネル調査(CCI)を元にした、BDレコーダ購入者の動向調査も発表。第3四半期の結果では、BDレコーダの前に使用していた機種の最多がDVDレコーダで約半数、次いでビデオデッキが18%となった。また、ビデオデッキからの買い替えでは、DVDを経ずにBDに買い替えるという層が増加。2007年第4四半期は6%だったが、2008年第3四半期には32%まで伸びている。

ビデオデッキからDVD(左)、DVDからBD(右)への移行期間の比較	左は、BDレコーダ購入者が前に使用していた機種。右はビデオデッキユーザーが買い替えた機種

□GfKのホームページ
http://www.gfkjpn.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.gfkjpn.co.jp/update_file/pdf/136.pdf
□関連記事
【8月12日】北京五輪商戦でBlu-rayレコーダの金額シェアが6割に
－開幕6週間前から市場活性化。GfK調査
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080812/gfk.htm
【7月17日】Blu-rayがレコーダの週間売上台数でシェア4割超える
－BDA発表。7月7日～13日に40.5%を記録
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080717/bda.htm

( 2008年11月12日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.