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社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、2008年10月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。 民生機器の出荷金額は前年同月比90.8%の2,259億円で、17カ月ぶりのマイナスとなった。また、地上デジタルテレビ放送受信機の10月の出荷実績は112万3,000台。 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比91.3%の1,425億円で17カ月ぶりのマイナス。音声関連機器も、同94.1%の223億円で、3カ月連続のマイナスとなった。 10月のカラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)の出荷台数は、前年同月比96.6%の71万2,000台。CRT、液晶(10型以上)、PDPの構成比は1.3%、86.0%、12.7%。 液晶は、10型以上の出荷台数が前年同月比100.3%の61万2,000台。37型以上は、同104.1%の17万台。PDPの出荷台数は同99.2%の9万台で、2005年7月以来の前年割れとなった。うち、43型以下がPDP全体の8割以上を占めている。 DVDビデオは前年同月比63.5%の30万2,000台で7カ月連続の前年割れ。うち録再機は同58.4%の15万3,000台、再生機は同69.8%の15万台で、いずれも大幅なマイナスとなった。 Blu-ray Discを中心とした「次世代光ディスクレコーダ」の出荷台数は、2008年4月に統計を取り始めて以来、初めてDVDレコーダの台数を上回った。また、次世代光ディスクレコーダ/プレーヤーの合計は、前年比523.1%の16万7,000台と好調を維持している。数量ベースで、DVDビデオと合わせた光ディスク市場全体の36%を占めた。 地上デジタル放送受信機の出荷実績は112万3,000台で、内訳はテレビが前年同月比102.2%の69万5,000台、単体チューナが同108.4%の1万4,000台、STBが同56.9%の7万6,000台。デジタルレコーダが同56.8%の13万4,000台、次世代光ディスクレコーダが16万7,000台で、BDレコーダがDVDレコーダの出荷台数を上回っている。チューナ内蔵PCが同128.5%の3万7,000台。地上デジタルテレビのテレビ全体に占める割合は97.6%。 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の9月出荷台数は142万4,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の10月の出荷台数は12万1,000台。 ビデオカメラは前年同月比83.4%の8万3,000台で、3カ月連続の前年割れ。全体の6割以上を占めるハイビジョン対応機種の勢いが弱まり、ハイビジョン非対応機種の落ち込みをカバーできなかったのが要因としている。 デジタルオーディオプレーヤーは同107.5%の80万2,000台で、2カ月ぶりにプラスとなった。そのうち95%の76万3,000台がフラッシュメモリ搭載型となる。 カーナビは37万7,000台、前年同月比98.5%。HDD他タイプ、DVD-ROMタイプの台数構成比は76.3%、23.7%。
□JEITAのホームページ ( 2008年11月25日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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