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ティアック株式会社は、TASCAMブランドの新製品として、ステレオコンデンサマイクを内蔵したポータブル型のWAVレコーダ「DR-07」を1月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後の見込み。
また、1月15日から米国アナハイムで開催されている音楽/楽器関連機器のトレードショー「The NAMM Show 2009」において、ポータブルレコーダのフラッグシップモデル「DR-100」と、SDカードやCD-R/RW記録が可能な「BB-1000CD」を先行発表した。両製品の日本での発売時期や価格は未定。
■ 実売2万円/縦長筐体の「DR-07」
ポータブルレコーダ「DRシリーズ」のコストパフォーマンスモデルで、2008年2月に発売された上位モデル「DR-1」と同じステレオコンデンサマイクを搭載。記録メディアはSD/SDHCカードで、2GBのSDカードが付属する。楽器演奏の録音や、フィールドレコーディングのほか、会議などの録音での利用も想定する。 録音形式はWAV(リニアPCM)またはMP3で、録音品質は、WAVでは16/24bit、MP3では32/64/96/128/192/256/320kbpsから選択可能。サンプリング周波数は44.1/48kHzから選べる。 録音時の機能では、ローカットフィルタや、オートレベルコントロール、リミッタなどに対応。約2秒までのさかのぼり録音機能も装備する。そのほか、録音を継続したまま、任意の場所でファイルを分割できる機能や、あらかじめ指定したファイルサイズごとに分割する機能、ボタンを押す際の操作ノイズが入るのを防ぐ録音ディレイ機能も備える。キー調整機能や、再生速度変更機能、ループ再生なども可能。 インターフェイス面では、大型のホイールを手前に設け、DR-1に比べ縦長のデザインに変更。DR-1に比べてやや小型化されており、外形寸法は137×55×27mm、重量は約130g(バッテリを除く)。DR-1は約135.3×70×27mm(縦×横×厚さ)、約208g(バッテリ含む)。 ディスプレイは128×64ドットのバックライト付き液晶。電源は単3電池2本(DR-1は内蔵充電バッテリ)で、連続使用時間は録音が約7.5時間、再生が約8.5時間。 ステレオミニのマイク/ライン入力と、ライン出力を各1系統装備。背面には三脚穴を備える。USB 2.0端子を搭載し、パソコンと接続してデータ転送が可能。ウインドスクリーンやUSBケーブルが付属する。
■ ポータブルSD/CDレコーダなどが米国で発表
「The NAMM Show 2009」で発表された「DR-100」は、DRシリーズのフラッグシップモデル。ハイアマチュアからプロをターゲットとしており、ステレオコンデンサマイクは単一指向性×2、無指向性×2で計4基を内蔵。さらに、ファントム対応XLRマイク入力端子を装備する。 屋外での利用を想定し、内蔵リチウムイオンバッテリと単3電池のデュアルシステムを採用。バッテリの併用により、動作中の電池交換も行なえる。2秒前までのさかのぼり録音や、ファイル分割、音声を感知しての自動録音といった機能を搭載する。別売でリモコンも用意する。
SD/CDレコーダの「BB-1000CD」は、5W×2chアンプを内蔵し、360度対応の4つのマイク、ステレオスピーカー、を搭載。CD-R/RWやSDカードへの録音と、再生が行なえるラジカセ型のオールインワンモデルとしている。CD-SDカード間でのコピーも行なえる。 内蔵マイクでの録音のほか、2つのファントム対応XLRマイク端子を装備。大きくて回しやすいボタンやつまみの採用、ワイヤレスリモコン対応、電池/ACアダプタ両対応などで使い勝手の向上を図っている。
□ティアックのホームページ ( 2009年1月16日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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