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社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2008年12月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。 民生機器の出荷金額は前年同月比92.5%の3,488億円で、3カ月連続のマイナスとなった。一方、同日に発表された地上デジタルテレビ放送受信機の12月の出荷実績は、年末商戦に伴い、226万台と単月としては過去最高の数量となった。 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比96.7%の2,751億円で3カ月連続のマイナス。音声関連機器も、同92.3%の262億円で、5カ月連続のマイナスとなった。 12月のカラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)の出荷台数は、前年同月比103.3%の142万5,000台で、テレビ全体として初めて単月出荷台数が140万台を上回った。液晶(10型以上)、PDP、CRTの構成比は、88.5%、10.8%、0.7%。 液晶は、10型以上の出荷台数が前年同月比106.2%の126万1,000台と、単月では過去最高の出荷台数となった。37型以上は、同113.1%の40万1,000台。PDPの出荷台数は同101.9%の15万4,000台で2カ月ぶりにプラスに転じ、こちらも単月では過去最高の出荷台数を記録。 DVDビデオは前年同月比60.5%の48万3,000台で9カ月連続の前年割れ。うち録再機は同58.3%の27万2,000台、再生機は同62.8%の21万1,000台で、いずれも大幅なマイナスとなった。 Blu-ray Discを中心とした「次世代光ディスクレコーダ」の出荷台数は、レコーダ/プレーヤーの合計値で前年比392%の39万台と好調を維持。数量ベースで、DVDビデオと合わせた光ディスク市場全体の45%を占めた。また次世代光ディスクレコーダの出荷台数がDVDレコーダの台数を上回った。 地上デジタル放送受信機の出荷実績は226万台で、内訳はテレビが前年同月比108.2%の140万9,000台、単体チューナが同82.9%の1万6,000台、STBが同108.1%の16万1,000台。デジタルレコーダが同57.8%の24万6,000台、次世代光ディスクレコーダが38万2,000台で、BDレコーダがDVDレコーダの出荷台数を上回っている。チューナ内蔵PCが同116.4%の4万7,000台。地上デジタルテレビのテレビ全体に占める割合は98.8%。 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の11月出荷台数は306万4,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の12月の出荷台数は9万8,000台。 ビデオカメラは前年同月比102.1%の10万7,000台で、5カ月ぶりに前年を上回った。全体の約6割を占めるハイビジョン対応機種が堅調なことと、ハイビジョン非対応機種の落ち込みが少なかったことを要因としている。 デジタルオーディオプレーヤーは同115.1%の93万5,000台で、2カ月ぶりにプラスに転じた。そのうち98%の91万4,000台がフラッシュメモリ搭載型となる。 カーナビは前年同月比84.3%の31万4,000台で3カ月連続のマイナス。HDD他タイプ、DVD-ROMタイプの台数構成比は84.7%、15.3%。
□JEITAのホームページ ( 2009年1月27日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
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