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ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社(ワーナー・ホーム・ビデオ)は、映画「ブレードランナー」の、全5バージョンを収録した「ブレードランナー アルティメット・コレクターズ・エディション」を4月29日にBlu-ray Discビデオで発売する。5枚組で価格は14,800円。初回限定生産。 「ブレードランナー」のBDビデオは2008年6月に「ブレードランナー ファイナル・カット 製作25周年記念エディション」(WBA-Y18469/4,980円)が発売。これは、新たに編集された2007年度版「ファイナルカット版」のみを収めたもの。これとは別に、2007年12月に全5バージョンを収めた「アルティメット・コレクターズ・エディション」がDVD(SD-Y18467/14,800円)で発売されているが、今回のBDビデオは、このアルティメット版DVDをBDビデオ化したものになる。
収録する本編は、前述の25周年記念「ブレードランナー ファイナル・カット」を含む、現存する合計5バージョン全て。具体的には、劇場公開前のリサーチ試写で使用された、オリジナル本編「ブレードランナー」ワークプリント(1982)、米国劇場公開版「ブレードランナー」(1982)、そして同年の「ブレードランナー 完全版」、音声・画質を初リマスターした「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」(1992)。アルティメット版のBD化は初めてであるため、「ファイナル・カット」以外の作品は初BD化となる。 また、DVD版と同様に、長編ドキュメンタリーや映像特典も収録。内容は「デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー」などで、これらの特典映像/ディスクは、SD解像度のDVDディスクとなっている。 SF映画の金字塔「ブレードランナー」は、フィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作とした映画。舞台は2019年。酸性雨が降りしきるロサンゼルス。強靭な肉体と高い知能を併せ持ち、外見からは人間と見分けが付かないアンドロイド“レプリカント”5体が、人間を殺して逃亡していた。解体処分が決定した5体を処刑するため、レプリカント専門の賞金稼ぎ「ブレードランナー」であるデッカード(ハリソン・フォード)は、単独追跡を開始するのだが……。
デッカードとレプリカントのリーダーであるロイ(ルドガー・ハウアー)が対峙するクライマックス・シーンや、東洋と西洋の文化が入り乱れカオスと化した未来都市ロサンゼルスの描写は、後のSF映画に大きな影響を与えた。
□ワーナー・ホーム・ビデオのホームページ
(2009年1月30日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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