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ラックスマン株式会社は、自社開発のドライブメカニズムを搭載したステレオSACD/CDプレーヤー「D-06」を3月より発売する。価格は52万5,000円。 2008年12月に発売したフラッグシップモデル「D-08」(99万7,500円)の構成を引き継いだ第2弾モデルとして、「メカニズム・デジタル回路・アナログ回路」の3要素において独自技術をふんだんに投入したというSACDプレーヤー
ディスクドライブには、アルミダイキャストの薄型トレイローダーを備えるオリジナルの「LxDTM」を採用。ドライブ部全体を強固なシャーシで囲うボックス構造で、アナログ回路のための容積確保や信号の流れ、振動経路などを考慮し、左側にドライブを配したアシンメトリー構成としている。 また、DACには132dB(理論値)というTIのバーブラウン「PCM1792A」をデュアル構成で使用。システムクロックの低ジッタ化(従来比約1/100)を図るジッタリダクション機能や、16bit信号を24bitに拡張するビットエクステンダー機能も備えている。 SACDの信号出力は、DSDのままで出力する以外に、マルチビットPCMへの変換も可能。ハイブリッドSACDにおいてSACD/CD層のどちらを再生するかをフロントパネルまたはリモコンで切り替えられる。D-06をDACとして他のプレーヤーなどで利用できるデジタル入力を2系統(同軸/光×各1)搭載する。
アナログ回路は、モノラルモードで動作させたDACの差動出力を、完全バランス構成とした高音質バッファ回路へ入力、次段のアンプを強力にローインピーダンスでドライブさせるという。電源トランスから各回路独立したレギュレータと大容量ブロックコンデンサを経由して高慣性な電源環境を構築したとしている。 シャーシは、電流によるアースインピーダンスの上昇や発生する磁界の影響を遮断するループレスシャーシ、デジタルノイズを遮断するシールドシャーシを併用した構造。脚部はグラデーション鋳鉄製レッグにより振動の抑制を図っている。外装にはブラスターホワイトのフロントパネルや、ヘアライン仕上げのトレイ/トップパネルを採用する。 出力端子は、バランス(XLR)とアンバランス(RCA)を各1系統、同軸/光デジタルを各1系統搭載。外形寸法は440×410×133mm(幅×奥行き×高さ)、重量は15.5kg。付属のリモコンはアルミ製「RD-14」で、電源ケーブルは「JPA-10000」。
□ラックスマンのホームページ ( 2009年2月13日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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