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シャープ株式会社は、AQUOSブランドのBlu-ray Discプレーヤー「BD-HP21」を3月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後の見込み。
BDビデオのネットワーク機能「BD-Live」や「BONUS VIEW」に対応したプレーヤー。1080/60pや24pでの再生をサポートする。また、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのビットストリーム出力に対応するほか、本体でのリニアPCMデコードも可能。アナログマルチチャンネル音声出力は備えていない。 同社の液晶テレビAQUOSとHDMI接続した際に適した画質で出力する「AQUOS純モード」も搭載。DVDビデオの1080/60pアップスケーリング出力も利用できる。 低価格ながら音質にこだわったモデルであり、電源ケーブルの着脱が可能。試聴の結果選ばれた、極太の3極電源ケーブルを同梱しており、電源を安定させ、クリアな映像/音質を実現したという。また、通常のコンセントで使用する、アースコード付きの2極ケーブルも別に同梱しており、環境によって選べる。
オーディオ回路には音響用の電解コンデンサを採用。回路間の干渉を防ぐほか、電源回路にも電源インピーダンスを低く抑える工夫や、音響用電解コンデンサを採用。筐体にも音質改善の工夫を取り入れており、従来から使っている0.6mm厚の鉄板のキャビネットに、1mmの防振用プレートを内側に追加。筐体の鳴きを減らし、振動による影響を防いでいる。
こうした工夫はピュアオーディオ機器でなじみ深いものだが、シャープは低価格なBDプレーヤーでもこうした対策を施すことで、「価格を抑えながらシアター用途にも十分応えられる性能を目指した」という。ターゲットとしてはリビングやシアタールームなどでの利用に加え、HD解像度のパネルを採用した2台目、3台目の液晶テレビと組み合わせるための、サブプレーヤーとしても利用を訴求しており、同価格帯の他社モデルと比べ、音質面のこだわりをアピールポイントとしている。
使い勝手の面では、BD-R/REに録画された番組をサムネイル6画面で表示する「画面リスト」を搭載。6画面のうち1画面は音声付動画となっている。また、録画したDVDの場合は番組を、音楽CDの場合はトラックをリストで表示し、再生するファイルを選べる。JPEG画像を保存したCD-R/RWも表示可能。背面にUSBメモリ接続端子も備えている。
電源スタンバイ状態からディスク読込み準備までの時間の短縮し、電源ONの状態になるまでの時間が0.8秒の「一発起動」も搭載。消費電力は22Wで待機時は約0.3Wだが、「一発起動」時は待機時が約14Wとなる。付属リモコンの再生/停止/早送り/巻戻しには蓄光ボタンを採用する。 映像出力端子はHDMIとD4、コンポジットが各1系統で、音声出力は同軸/光デジタルとアナログ2chが各1系統。HDMIやRCA端子は金メッキ仕上げとなっている。付属のHDMIケーブルも端子部は金メッキ。そのほか、EthernetとUSB端子を備える。外形寸法は430×335×68mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.9kg。
( 2009年2月17日 ) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp/nakaba-a@impress.co.jp]
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