編集後記

2018年5月25日

臼田勤哉

 吉田社長体制になったソニーの経営方針説明会、とても興味深いものでした。コンテンツIPに積極投資し、成長させ、エレクトロニクスと金融で手堅く稼ぐ、というのはいまのソニーを見ると、たしかに最適配分に見えます。

 一方、猫も杓子もIP(知的財産権)になってきた感があり、なんとなく乗れない自分もいます。映画はまだしも、他社のVTuber周りの投資など、凄いなぁと思う半面、立ち上がる前から期待値でかすぎない? とか思ってしまうのですが、まああまりよくわかっておらず……。でも、FGOの成功が、ソニーの中でもIP戦略が格上げされたのかなぁとは感じました。

 個人的には、もうちょっとエレクトロニクスにも夢を入れて欲しいところはありましたが、この辺が平井さんと吉田さんのスタイルの違いでしょうか。とはいえ、「エレキはキャッシュカウ」という言葉からは、平井体制で成し遂げたものへの自信が感じられて、頼もしかったですね。

山崎健太郎

 バーチャルユーチューバーのマイブームはまだ続いていて、新しいキャラクターの動画も楽しんでいるのですが、数が多すぎて何が何やら状態にもなりつつあります。

 VTuber同士のからみや、コラボ動画も増えていますが、全部のVTuberを把握しているわけではないので「今日はなんとゲストに、あのVTuberさんが!!」と紹介され、ぜんぜん知らないVTuberが登場して、「ん? このキャラは有名なのかな、知らないのオレだけか!?」と不安にかられる事も。精進します。

中林暁

 いよいよ26日には今年のBリーグの日本一を決める試合があるので、見に行ってきます。ソフトバンクが開始する「バスケットLIVE」は、(Yahoo!プレミアム会員の)月額462円で、プロだけでなく高校生のウインターカップなども配信するとのことで楽しみ。国内の大学もいいチームが多いので録画でもいいのでみたいです。

庄司亮一

 NHK技研公開では、エントランスからすぐの場所でAI・機械学習を活用した取り組みを紹介していて、興味深い展示が目白押しでした。白黒映像を自動カラー化するAIなど、既に実際の番組制作で使われているものもあり、これまでの研究成果が着実に現場で活かされている様子がうかがえました。今年は27日まで開催です。