アイ・オー、1080i/MPEG-2キャプチャ可能なPCIカード
-NTTエレの「LibraENC」を搭載。最高79.2Mbpsで録画
株式会社アイ・オー・データ機器は、1080iでMPEG-2記録が可能なデスクトップPC用キャプチャカード「GV-D4VR」を3月下旬に発売する。価格は33,285円。対応OSはWindows XP/Vista。
NTTエレクトロニクスの「LibraENC」を搭載 |
D1(480i)~D3(1080i)、D4(720p)のMPEG-2キャプチャに対応したPCI接続のアナログビデオキャプチャカード。MPEG-2エンコーダには、NTTエレクトロニクス製の「LibraENC」を搭載。同チップはレーシングカーのオンボードカメラやワイヤレスビデオカメラに採用されているが、PC業界では初採用という。独自のアルゴリズムで、高画質なエンコードが可能としており、1080i(1,920×1,080ドット)で、最高ビットレート79.2Mbps(CBR)での録画が行なえる。オーディオ形式はMPEG-1 Audio Layer2で、ビットレートは384/256kbps。
入力端子は、D4映像×1とアナログ音声(RCA)×1。10bit処理のAnalog Device製ADC「ADV7401」を搭載し、アナログ入力からのデジタル変換を高精度に処理。オートゲインコントロール機能も備えている。
なお、映像入力はCGMS-Aの録画に対応しており、アナログ出力したコピーワンス番組も録画できる。ただし、録画したコンテンツを再生できるのは、「コンテンツを録画したPC環境上で、専用アプリケーションI-O DATA HD Video Captureで再生した場合のみ」(同社)となる。また、著作権保護信号が含まれた録画データの編集や加工、コピーなどには対応しない。
録画/再生ソフトとして新開発の「I-O DATA HD Video Capture」が付属。入力端子に映像信号が入ると自動的に録画を開始する「シンクロ録画」機能を搭載。ビットレートや記録解像度を細かく設定することも可能なほか、時間指定の録画予約にも対応する。静止画キャプチャ機能も備えている。DVDオーサリングソフト「PowerProducer v5 for I-O DATA」も付属するが、著作権保護信号が含まれた録画データのDVD出力はできない。
D4入力とアナログ音声入力を装備する | 入力映像をリアルタイムで、I-O DATA HD Video Captureに表示し、キャプチャ |
(2009年 3月 17日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]