「アニメフェア2009」来場者数は過去最高の12万9,819人
-前年比102.52%。アニメを使った“町おこし”提案も
3月18日~21日に東京ビッグサイトで開催されたアニメ総合見本市「東京国際アニメフェア 2009」の来場者数は、4日間合計で前年比102.52%の12万9,819人となった。総出展社数は昨年の289社から255社へと減少したが、来場者は昨年の12万6,622人から増加し、目標としていた13万人とほぼ同じになった。
「東京国際アニメフェア」は、前半2日がビジネスデー、後半の2日間が一般向けのパブリックデーとして開催。ビジネスデーには26,026人(前年比106.32%)、パブリックデーには103,793人(同101.62%)が訪れた。また、ビジネスデーにおける海外からの来場者数は1,133人(同107.39%)となった。
「ノイタミナ」と「NOISE」の紹介ブース |
作品としてはフジテレビの「ノイタミナ」や「NOISE」枠など、女性をはじめとする従来のアニメファン以外にも訴求しようとする番組が大きなブースを設けて訴求。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の新シリーズなど、男女問わず人気のある大作に注目が集まっている。
また、人気アニメ「らき☆すた」の舞台となった埼玉・鷲宮神社から、ファンが実際にお祭りで担いだ「らきすた御輿」や鳥居が会場に登場したり、4月から放送されるアニメ「戦国BASARA」とコラボレーションした宮城の地ビールが登場するなど、アニメを軸とした地域振興の提案なども活発に行なわれていた。
次回の「東京国際アニメフェア2010」は、2010年3月25日~28日まで、同じく東京ビッグサイトにて開催予定。
「戦国BASARA」とコラボレーションした宮城の地ビール「奥州仙台 伊達政宗麦酒」 | 埼玉・鷲宮神社からは鳥居や「らき☆すた御輿」が登場 | 「true tears」など、地方都市を舞台とした作品や、その作品のヒットが地域にもたらす好影響の紹介なども行なわれた |
(2009年 3月 23日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]