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JASRAC、音楽CD等をBGM利用する美容室など212店舗に全国一斉法的措置

 JASRACは、CDや音楽プレーヤーの音源をBGMに利用しながら、音楽著作権の手続きが済んでいない187事業者、212店舗に対し、簡易裁判所に民事調停を申し立てた。無許諾でBGM利用する店舗への全国一斉の法的措置は、'15年に続いて2度目で、今回の申し立ての全件数のうち、132事業者、151施設が美容室となる。

 JASRACがBGMを流す施設の著作権管理を開始した14年前(2002年)は、有線放送などの業務用BGM利用主流で、著作権の手続きはそれらの事業者が行なっていたことから、ほとんどの施設が個別にJASRACに手続きをすることは少なくなったという。しかし近年、BGMの音源が市販CDや、携帯音楽プレーヤー、パソコン、インターネットラジオなど多様化しており、JASRACでは、これらのBGM利用については、施設ごとに著作権の手続きが必要と説明している。