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ATV、2K/60p映像をUSB出力するネット配信向け4ch AVミキサー。8chスイッチャーも
2016年6月9日 16:15
ATVは、2K(2,048×1,080)/60pの映像入出力をサポートし、インターネットライブ配信などに利用できる4ch AVミキサー「A-PRO-4」を6月8日に発売した。価格は45万円。また、USB 3.0出力を備え、ライブ配信向けのストリーム出力もできる8ch マルチフォーマットビデオスイッチャー「MS-8」も同日発売。価格は38万円。
AVライブミキサー「A-PRO-4」
2,048×1,080ドット/60pや1,920×1080/60pの映像入力に対応し、1080p/1080i/720pや720×480/59.94iもサポートするAVミキサー。SDI(BNC)が2系統、HDMIが1系統と、HDMI/コンポジット(BNC)兼用の1系統、計4系統の映像入力を備える。
HDMI/コンポジット(BNC)入力はどちらか片方をセレクトボタンで切り替えでき、トランジションでの切り替えができるビデオフェーダーも装備。入力された映像を出力に合わせて自動変換できるスケーラーも備える。映像の内部処理は4:4:4/10bit。
音声入力はSDI(BNC)、HDMIともに48kHz/24bitまで対応。TRS標準タイプ(バランス)のアナログ音声入力も2系統備える。オーディオミックス用の100mmストロークのオーディオレベルフェーダーを搭載する。
背面のUSB 3.0端子からインターネットライブ配信に適した映像/音声ストリームを出力可能。最大2,048×1,080ドット/59.94pまでの映像出力と、48kHz/16bitの音声出力が行なえる。対応OSはWindows/Mac。
映像出力はSDI(BNC)とHDMIを各1系統、音声出力としてTRS標準タイプ(バランス)とヘッドフォン(標準)を各1系統備える。SDI(BNC)、HDMIの音声出力は最大48kHz/24bit。
外部同期に対応し、リファレンス入力として、ブラックバースト・2値同期・HD3値同期信号が使用可能。A-PRO-4を中心とした同期システムを構築したり、既に稼動しているシステム内のサブスイッチャー導入を想定している。
電源は付属のACアダプタを使用する。外形寸法は307×246×119mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.9kg。
8ch マルチフォーマットビデオスイッチャー「MS-8」
A-PRO-4と同じスケーラーを内蔵し、異なるフォーマットの映像入力を最適なフォーマットに自動変換できるというビデオスイッチャー。最大2,048×1,080ドット/60pの映像入力と48kHz/24bitまでの音声入力に対応する。
映像入力はSDI(BNC)、HDMI、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、コンポジット入力を各2系統ずつ、計8系統装備。内部処理は4:4:4/10bit。TRS標準タイプ(バランス)のアナログ音声入力も2系統備える。
USB 3.0出力を備え、インターネットライブ配信向けのストリーム出力も可能。最大2,048×1,080ドット/59.94pまでの映像出力と、48kHz/16bitの音声出力が行なえる。映像出力はSDI(BNC)とHDMIを各1系統、音声出力としてTRS標準タイプ(バランス)を1系統備える。SDI(BNC)、HDMIの音声出力は最大48kHz/24bit。
リファレンス入力による外部同期にも対応。電源は付属のACアダプタを使用する。外形寸法は427×228×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.7kg。