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JVC、周囲音をミックス可能なBluetoothイヤフォン。クラウドファンディング開始

 JVCケンウッドは、周囲音の取り込み機能を搭載した、JVCブランドの“マルチライブモニターイヤホン”の開発支援プロジェクトを、クラウドファンディングのMakuakeを利用して7月12日より開始した。カラーはSTUDIO BLACK、VINTAGE BROWN、INDIGO BLUEの3色。1台購入できる「通常コース」は15,000円(税込)だが、各色100名のみ「早割価格」の13,000円(税込)で購入可能。

“マルチライブモニターイヤホン”を開発

 受付期間は10月28日までで、支援目標金額は100万円。支援リターン時期は2017年1月を予定。同社は、クラウドファンディングサービスによるプロジェクトの実行の理由について「新たな提案商品の発売に向けた市場受容性の調査・分析といったマーケティング手段として活用する。今後も、ユーザーニーズを多面的に収集し、お客様視点の商品開発とソリューションの提案を行なっていく」としている。

 今回開発支援を募る“マルチライブモニターイヤホン”は、Bluetooth搭載イヤフォンの本体にマイクを内蔵することで、スマートフォンの音楽を聴きながら周囲の音をモニターできるイヤフォンとして提案。

イヤフォンに内蔵したマイクで周囲の音を取り込んでミックス可能

 好きな楽曲を聴きながら、自分の演奏する楽器の音を取り込んでミックスし、アーティストとセッションしているような体験ができることを特徴としている。また、電車のアナウンスや、環境音、会話などの周囲の情報を取り込めるため、電車の乗り過ごしを防止したり、音楽を聴きながら人と会話するといったコミュニケーションも可能にするという。

 イヤフォンに内蔵したマイクの音声は、デジタル処理のパワードミキシングシステムを内蔵した本体ミキシングボックスで最適化。リスニング中の音楽だけでなく、マイクから取り込んだ周囲の音も高音質に、遅延なく再生可能としている。

 スマホ用アプリも独自開発し、周囲音と音楽のバランスを細かく調整可能。風切り音のキャンセルなど、周囲の音や状況に合わせた音質チューニングが行なえるほか、マイクの音量をOFFにすると「遮音性の高いイヤーモニタースタイル」で楽しめるとしている。アプリの対応OSは、iOS 5.1以上とAndroid 4.3以上。

スマホ用アプリも開発

 ドライバーニットは10mm径のダイナミック型。Bluetooth 4.1に対応し、プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSP、コーデックはSBC/AAC/aptXをサポートする。

 「楽器をイメージした」という本体デザインで、STUDIO BLACKはブラック鏡面仕上げ、VINTAGE BROWNは、ギターなどをイメージさせるブラウンサンバースト仕上げ、INDIGO BLUEはブルー基調のグラデーション仕上げを採用。ゴールドの編組ケーブルを採用し、ケーブルを耳に掛ける装着方法によりフィット感を高めている。

 リチウムポリマー充電池を内蔵。付属品は専用ケース、スパイラスドットイヤーピース(S/M/L)、充電用USBケーブルなど。