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ビクター90周年、周囲音取り込みとNC対応の楽器風デザインBluetoothイヤフォン
2018年1月26日 12:10
JVCケンウッドは、周囲音の取り込みやノイズキャンセリング(NC)に対応したJVCブランドのBluetoothイヤフォン「XE-M10BT」を2月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。楽器をイメージしたというデザインで、カラーはブラック鏡面仕上げのスタジオブラック(B)、ギターなどをイメージさせるブラウンサンバースト仕上げのヴィンテージブラウン(T)、グラデーション仕上げにしたインディゴブルー(A)の3色。
ハウジングにマイクを内蔵し、音楽を聴きながら周りの音をモニターできる周囲音取り込み機能と、集音した周囲のノイズを打ち消す信号を高精度に生成し、航空機内や電車内などでも快適に高音質なサウンドが楽しめるというNC機能を搭載した、ネックバンド型のBluetoothイヤフォン。クラウドファンディングのMakuakeを利用した開発支援プロジェクトを立ち上げ、寄せられた声を反映して製品化した。「ビクター設立90周年記念商品」の第2弾と位置付けられている。
デジタル化や圧縮処理により失われた音楽情報を波形補正処理により再生成し、原音の再現を図る独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」をBluetooth向けに最適化して搭載。従来より低い周波数帯域まで処理範囲を拡張し、高精度な波形補正処理を行ない、ハイレゾ相当(192kHz/24bit)で出力。「ワイヤレスながらワイヤードに迫る高音質」としている。
Bluetooth 4.1搭載で、対応コーデックはaptX/AAC/SBC。プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSP。SCMS-Tもサポートする。内蔵バッテリでの連続再生時間は約7時間(K2利用時)。USB経由で充電を行ない、充電時間は約2時間。
独自開発のスマートフォン用アプリ「ライブモニター」で音質チューニングが可能。周囲音と音楽のバランスを細かく調整したり、不快な風切音のキャンセルを設定できる。マイクの音量をOFFにすることで、遮音性の高いイヤモニターとしても利用できる。
イヤフォンのユニットはダイナミック型。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、ネックバンド部に金属ワイヤーを、ネック後部に革素材をあしらったメタルフレームデザインを採用する。重量は約90g。キャリングケース、スパイラルドットイヤーピース(S/M/L)、イヤーフックなどが付属する。