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オーディオNAS「DELA N1」にCDトランスポート機能追加。外付けCDからUSB DACに出力

 メルコシンクレッツは27日、オーディオ向けNAS「DELA N1シリーズ」のシステムソフトウェアVer.3.10を公開した。新機能として、USB接続の外付けCDドライブとUSB DACの両方が接続されている場合、CDをリッピングせずにUSB DACで再生する「CDトランスポート」が追加される。

「DELA N1シリーズ」のN1A(左)とN1Z(右)

 CDトランスポート機能は、DELA N1に接続したCDドライブの楽曲をUSB DACから再生する機能で、連続再生や全曲リピート再生に対応。前面ボタンで再生制御や曲送りも可能となる。ただし、CDトランスポート動作中は、ネットワーク再生は行なえない。

 その他多くの機能強化や不具合修正も行なわれている。主なアップデート内容は以下の通り。

  • オンラインアップデート通知機能
  • ナビゲーションツリーの改善
     ・アーティスト関連のツリーは、楽曲別アーティスト名ではなく、アルバムアーティスト名を参照して集約するよう仕様変更
     ・従来通りトラックアーティストで集約するメニューとして、「- 楽曲別 -」を追加
  • バックアップ機能。必要な容量の計算を改善し、可能な限り差分バックアップ
  • USB-DAC 接続機能のPrecisionStartの設定範囲を拡大し、最大3秒までとした
  • CDリッピング機能の改善、取り込み日時をアルバム名としてリッピング、FLACファイルの設定タグ追加など
  • ファイル形式設定メニューを改善
  • Gracenote からカバーアートが取得できなかった場合のフォルダの移動やコピーに対応
  • ファイル名規則を改善。WAV 使用時のトラック番号が常にメディアサーバーに正しく出るように修正
  • 読み取りオフセットサンプル数を設定可能になった
  • スペイン語対応