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beyerdynamic、改良型テスラドライバ搭載ヘッドフォン「Amiron Home」2017年投入

 ティアックは22日、開催中の「秋のヘッドフォン祭 2016」において、独beyerdynamicの新ヘッドフォン「Amiron Home」(アミュロン・ホーム)を発表した。2017年の第一四半期の発売を予定しており、価格は「真摯に検討中」だという。

独beyerdynamicの新ヘッドフォン「Amiron Home」

 2012年に登場したホームリスニング向けヘッドフォン「T90」(発売当時実売55,000円前後)の進化モデルと位置づけられており、ハウジングは開放型。

「Amiron Home」

 改良型のテスラドライバを搭載。このモデル向けに特別にチューニングしたもので、余分な振動と高周波数帯での共鳴を極力抑えたという。その結果、「開放型ならではの透明感のある中高域、正確な低域再生能力」を実現したという。

ハウジングはオープンタイプ

 ケーブルは着脱可能で端子はステレオミニ。ケーブルはOCCを使っている。別売のケーブル「B CABLE T1 2G」を使えば、バランス駆動にも対応可能。入力端子は4ピンのXLRとなる。バランス駆動により、「改良型テスラドライバのポテンシャルを余すところなく発揮できる」という。

ケーブルは着脱可能に

 ヘッドバンドにはアルカンターラ素材、イヤーパッドにはマイクロベロア素材を採用。柔らかく、しなやかな装着感を追求。T90よりもヘッドバンドは分厚く、長時間の使用でも疲れないという。

beyerdynamicのシニアプロダクトマネージャーで工学博士のGunter Weidemann氏が来日。挨拶した

 さらに、9月下旬から発売を開始している「DT 1990 PRO」(オープンプライス/実売72,000円前後)も紹介。開放型のスタジオモニターヘッドフォンで、既発売の「DT 1770 PRO」と同様に、プロ向けにチューニングされたテスラ2.0ドライバを搭載。

 音の異なる2種類のベロア製イヤーパッドを同梱。マスタリングやミキシングの際に低音域の表現を豊かにするという「バランスド(色:ダークグレー)」と、分析的リスニング用途としてニュートラルな音場表現を行なう「アナリティカル(色:ライトグレー)」から選べる。

「DT 1990 PRO」