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Hulu、アカデミー賞候補アニメ「ダム・キーパー」新作を元ピクサーの堤大介らと共同制作

 Huluは8日、ピクサー出身のアートディレクターらが立ち上げたアニメスタジオ・トンコハウスと共同で、新作アニメ「ダム・キーパーのなかまたち(仮)」を’17年夏に向けて制作すると発表した。

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 トンコハウスは、ピクサーでアートディレクターとして「トイ・ストーリー3」や「モンスターズ・ユニバーシティ」のアートワークを手がけてきた堤大介、ロバート・コンドウが設立。

 2人の初監督作「ダム・キーパー」は、大気汚染に覆われた世界でダムによって汚れた空気から守られた街で暮らす、主人公の豚の少年・ピッグとキツネの転校生・フォックスの交流を描く作品。'15年アカデミー賞の短編アニメーション部門にノミネートされたほか、世界各地の映画祭で20以上の賞を受賞し、ベルリン国際映画祭をはじめ各国の映画祭で公式出品作として上映されるなど、高評価を得ている。

 「ダム・キーパーのなかまたち(仮)」は、Huluとトンコハウスが共同制作。監督のエリック・オーは「ダム・キーパー」の作画監督も務めたピクサー出身のアニメーター。「ピッグとフォックスの2人が日常で発見する友情や学びを可笑しく切なく描くショートストーリーのシリーズ」となる予定。

(左から)堤大介、エリック・オー、ロバート・コンドウ